Nov.4週/本格的な寒気流入 Dec.1週/西日本、気温低め続く
【11月4週(11/25~12/1)の天候予測とMDポイント】
本格的な寒気流入
25日(月)は日本海低気圧の通過により、
各地南寄りの風が非常に強まり、前線通過時は激しい雨に見舞われた。
雨の時間はそれほど長くなく、その後は冬型の気圧配置に移行する。
26日(火)以降、太平洋側の各地では基本的におおむね晴天。
日本海側の各地ではしぐれの天気が続く。
今回の寒気では、金沢・鳥取方面でも初雪となりそう。
福岡、広島でも初雪の可能性がある。
寒気の中心は週半ば~週後半。
北日本方面で続いていた気温の高い状態も一旦解消する。
週末は徐々に冬型緩む方向。
西日本の日本海側では天気回復し、晴れ間も見られる。
気温も平年並みに戻る予想。
今週は、北日本の日本海側各地で、
今シーズン2回目の本格的な積雪となりそう。
雪対策商品の展開は山陰地方まで。
北海道では今回の雪で今シーズンの根雪となる可能性もあるため、
そろそろ雪おろし用グッズ(スコップ、スノーダンプなど)の展開を。
シーズン最初の購買機会が最大のチャンス。
太平洋側の地方では低温、空気の乾燥ともに顕著となるため、
インフルエンザなどの流行規模が大幅に広がりやすい気象条件。
マスク、風邪薬、うがい薬、しょうが(湯)、おかゆ、長ネギなどの展開を。
また低温対策としての携帯カイロ等も大量の需要が見込まれる。
欠品に注意。
【12月1週(12/2~12/8)の天候予測とMDポイント】
西日本中心に気温低めが続く
基本的にはこの時期らしい天候変化。
日本海側では雨や雪の日が多く、
太平洋側では乾燥した晴天の日が多い。
北海道~東北の日本海側では積雪が増えそう。
山陰地方でも積雪の可能性がある。
近年、この時期に発生する爆弾低気圧によって、
日本列島大荒れとなることがある。
今年も荒天に注意。
12月に入り、年末の大掃除用品の需要が伸びてくる。
特に需要が伸びるタイミングは、
比較的穏やかな陽気が予想される週末の土曜日の午前中。
食料品部門では基本的に鍋物需要が中心だが、
年末を控え、忘年会など外食の機会が増えるため、胃は荒れがち。
健胃効果があるといわれている大根など、胃腸を労わる訴求が受ける。
今年の冬は気温が平年並みかやや低めと予想されている地域が多いため、
クリスマスイルミネーションが映え、商戦は盛り上がりそう。
欠品などでお客様からの信頼感を失わないよう注意。
<By 常盤勝美>