Dec.1週/北暖西冷の気温分布 2週/寒気が西回りに入る
【12月1週(12/2~12/8)の天候予測とMDポイント】
北暖西冷の気温分布に戻る
先週後半以来の冬型の気圧配置が崩れ、
日本海側での雪や雨は規模がかなり縮小する。
週後半にかけても天気が大きく崩れるところはなく、
太平洋側の地方を中心に何となく穏やかに晴れる日が多い。
上空寒気も緩むため、特に強い冷え込みもない。
次に天気が崩れるのは、
6日(金)~7日(土)にかけて。
6日(金)は西日本、7日(土)は東日本~北日本で天気が崩れる。
今回も低気圧は日本海を進むため、
天気の崩れは北日本の日本海側が中心。
この低気圧の後、またちょっと強めの寒気が流れ込む。
西日本ではまた平年を下回る寒さとなり、
東日本~北日本でも平年並みの寒さに戻る。
1週間トータルでみれば、
西日本(主に南西諸島)で平年よりやや低め、
東日本で平年並みかやや高め、
北日本で平年より高めとなりそう。
今週末は大掃除に適した気象条件にはならない地域が多そう。
また、今週は後半にかけて強い冷え込みはなく、
冬物季節メニューが積極的に伸びにくい気象条件。
鍋物推しは基本だが、あまり偏重せず、定番メニューなどの幅広い訴求を。
揚げ物・天ぷらなどへの関心も高まりやすい気象条件。
一方で冬物消耗品のリップクリーム、ハンドクリームや携帯カイロなどは
相変わらず消費が活発のため、高い需要が継続する。
風邪薬などを含めて欠品に注意。
【12月2週(12/9~12/15)の天候予測とMDポイント】
また寒気が西回りに入る
基本的にはこの時期らしい天候変化。
日本海側では雨や雪の日が多く、
太平洋側では乾燥した晴天の日が多い。
北海道~東北の日本海側では積雪が増えそう。
山陰地方でも積雪の可能性がある。
近年、この頃、爆弾低気圧によって、日本列島大荒れとなることがある。
今年も荒天に注意。
西日本を中心に冷え込み強まる予想のため、
体を暖める効果がより高い味噌仕立ての鍋物料理や、
新陳代謝を高めるキムチ鍋などが主流となる。
また、しょうが湯、くず湯、シチュールーなども
売場強化対象の典型的なアイテム。
この週の週末あたりから新潟・長野など関東近郊の主要なスキー場で
続々と営業が始まったり、滑走が可能となる。
スキー場に向かうルート上にあるお店では
スキー客を見込んだ発注量の増加を始める頃。
<By 常盤勝美>