Jan.1週/穏やかな年越し 2週/気温低め続く
【1月第1週(12/30~1/5)のお天気予測とMDポイント】
ここ最近にしては穏やかな年越し
この期間、上空に強い寒気の南下はなく、
全国的に特に強い冷え込みはない。
ここ数年、クリスマスから正月にかけて断続的に第一級の
寒波が襲来して厳しい寒さの正月だった年が続いたため、
それに比べれば幾分穏やかな年越しとなりそう。
ただ北海道だけは元日頃、やや強い低気圧が通過。
湿った重い雪と落雷、突風に念のため注意。
次の全国的な天気の崩れは、
年明け最初の週末である4日(土)~5日(日)。
また南岸低気圧がやってくる。
コース的には関東など東日本でまとまった雪に発展する可能性もある。
ただし上空の寒気がそれほど強くないと予想されることから、
雪は北部内陸部が中心で関東など南部沿岸部、
平野部では雨主体、せいぜいみぞれと考える。
その後の状況変化によっては、
都心部などでもまとまった雪になる場合もあるので、
念のため今後の予報に注目を。
気温は全般に平年並みかやや高め。
特に強い冷え込みはない。
前週末の年末寒波からの反動で、
平年並み程度の陽気でもだいぶ穏やかに感じる日が多い。
年末年始期間は気温の上下によって
売れ筋が変化するという感じではない。
この場では年明けの人出予想を中心にMDに役立てていただきたい。
北海道を除いてほぼ全国的に
比較的穏やかな正月となることが期待されるため、
初売りの人出はかなり好調が期待できそう。
3日(金)になると西から天気が崩れ始め、
週末は太平洋側の地方を中心にあいにくの天気となるため、
正月商戦は三が日のうちがピークと予想される。
一方、日本海側では週末雪の降り方が弱まるため、
週末まで多くの客足が期待できる。
【1月第2週(1/6~1/12)のお天気予測とMDポイント】
基本的には西日本中心に気温低め続く
特に偏西風の流れの大きな変化はない限り、
現状の天候から大きく変化することもない。
西日本を中心に気温平年並みかやや低めの状況が続く。
北海道はこの時期としては比較的穏やかな陽気。
それ以外の地方ではこの時期らしい寒さ。
鍋物料理、おせち料理と冬~正月の定番料理が続いたことから、
正月明けのこの期間は冬物典型メニューよりも
むしろ定番系メニューの比率が若干高まる。
ハンバーグや野菜炒め、卵料理などの訴求も忘れずに。
もちろん、みんなが鍋物料理を食べなくなるわけではなく、
鍋物食材主体の売り場には変わりない。
食料品以外では、
引き続き寒さ対策消耗品のカイロや
乾燥対策のリップクリーム、ハンドクリーム、
風邪対策のしょうが(湯)やうがい薬、風邪薬、
のど飴、おかゆなどが安定的に高い売上げ。
欠品には細心の注意を払う。
<By 常盤勝美>