Jan.4週/後半、穏やかな陽気 5週/平年並みの寒さが戻る
【1月4週(1/20~1/26)の天候予測とMDポイント】
週後半、全国的に穏やかな陽気。
21日(火)は全国的に厳しい寒さとなるが、
週後半~週末は各地で気温が平年を5℃程度上回る
春めいた陽気が予想されるため、
週の中での気温変動幅が非常に大きいと予想される。
気温変動の波が大きいのは春先や秋口のような
季節の変わり目の特徴的な傾向だが、
今回の場合は、さすがに一足飛びに春がやってくるわけではない。
ただ週末は全国的にかなり穏やかな陽気となる。
関東以西の太平洋側や九州地方では
日中コートを着なくても寒くないほどの過ごしやすさとなりそう。
日本海側での雪もほとんどやみ、時折、晴れ間も見られそう。
今週末、全国的に冬将軍はお休み。
今シーズンの春夏商戦を占う重要な週末となる可能性がある。
シーズン的には寒の内の最盛期だが、
気温がかなり上がり、春近しを感じる陽気となる。
冬物に対する飽きが一層進んでおり、
少しでも春を感じたら季節を先取りしたくなる。
23日(木)~26日(日)にかけては、春物新作が間に合えば、
お披露目を兼ねた展示をしていただきたい。
その場でただちに購買につながらないかもしれないが、
お客様の体感(陽気)と売場が一致していれば、
商品の印象は残りやすくなる。
実際の購買機会がやってきたとき、
「あのお店には確かこんな商品があったな」と思い出していただける。
衣料品、日用品は特にこの訴求方法が有効である。
食料品部門でも、春っぽいメニュー提案が良い。
この時期、春らしい陽気の日の定番は
パン、パスタ、そしてサラダなどの生野菜を使ったメニュー。
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【1月5週(1/27~2/2)の天候予測とMDポイント】
平年並みの寒さが戻る
この週はこの時期本来の天候パターンに戻る。
前週後半に穏やかな陽気を経験しているため、
体感的にはその気温落差もあって気温以上の寒さとなるが、
極端な強い寒気がやってくる感じではない。
前週末に春めいた陽気となり、一旦春物が盛り上がるが、
この期間は例年並みの天候に戻るため、
アパレルなど耐久財を扱う業態を除き、
春物は一旦それまでの売場に戻す。
特に食料品部門。ただ、体は一旦春を感じているため、
鍋物食材についてはそれまでの規模までは
需要が戻らないと考えておいた方が良い。
これからの時期、寒さを強く感じる場合の売れ筋は
ホット飲料や低カロリーホットメニュー、そして煮野菜。
春物に対するお客様の動きのモニタリング(特定アイテムの定点観測)を始めよう。
<By 常盤勝美>