Jul.3週/梅雨明け? 4週/北海道以外は夏空
【7月3週(7/14~7/20)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線の活動弱いが
梅雨明け時期の見極めが難しい。
台風8号が日本付近の大気の流れをかき乱したため、
直近の天候予測が非常に難しくなった。
ただ言えることは、梅雨前線の活動が弱まり、
東日本付近では特に弱まってほぼ消滅するということ。
東日本では今週、晴れ間の見られる日が多く、
梅雨明けも気になるところだが、
週末は太平洋高気圧が一層勢力を後退するため、
その後の状況がどうなるか、気象庁も様子をみると考えられる。
少なくとも週前半での梅雨明け発表の可能性は低いと考える。
来週初めになると再び太平洋高気圧が勢力を盛り返すため、
西日本含め、晴れ間が多くなり、
そこで梅雨明け発表となる可能性が高い。
東日本の内陸部を中心に連日にわか雨、雷雨に注意。
今年ははっきり梅雨明けの日が特定しづらい状況。
ただし、少なくとも関東甲信以西は来週半ば頃にかけて
梅雨明け発表となる可能性が極めて高いため、
いつ不意に梅雨明けが発表されてもいいように
準備をしておきたい。
夏休み、夏遊びなどに関連する
虫取り網、花火、浮き輪、麦わら帽子、
ビーチサンダル、蚊取り線香などが売れ筋。
食料品部門では真夏の風物詩的に
スタミナ系の食材の需要が高まるが、
ここ数年経験しているような猛烈な暑さではないため、
暑さとしては少し物足りなさを感じる。
小鉢など「もう一品」提案が有効。
【7月4週(7/21~7/27)の天候予測とMDポイント】
北海道では天気ぐずつくが、
それ以外は夏空。
太平洋高気圧の勢力はまだ本調子ではないものの、
順調に日本列島付近に勢力を張り出す。
高気圧圏内に入る西日本~東日本は晴天が続き、
順次、梅雨明け発表となる可能性が高い。
時期的にはほぼ平年並みである。
同様に気温も平年並み。
極端な猛暑になる可能性は低く、上品な暑さが予想される。
フィリピンの東海上の海水温が例年に比べてまだ若干高く、
その海域では台風が発生しやすいため、
念のため台風の不意の接近に注意していただきたい。
この期間は、夏物の最盛期である。
通常の気候であれば「梅雨明け十日」と呼ばれる、
安定した夏空が続く時期のため、夕立の心配も少なく、
連日多くの客足と活発な消費が期待できる。
反面、8月に入ると、夏物(特に衣料品、日用品)は
徐々に季節外れ感が出始めるため、
プロパー価格で展開してもお客様の反応は鈍くなる。
土用の丑の日(29日(火))に向けての仕込みもピーク。
<By 常盤勝美>