Aug.3週/秋雨前線の影響を受けやすい 4週/気温は“北暑西涼”
【8月3週(8/18~8/24)の天候予測とMDポイント】
秋雨前線の影響を受けやすい。
天気図パターンに大きな変化はなく、
この1週間も秋雨前線が日本付近に停滞する。
ただ、幸いなのは前週に比べて若干秋雨前線の活動が弱いこと。
東海、近畿、四国南部、九州南部など、
晴れ間の見られる日がありそう。
九州北部~中国地方及び
東北地方では日差しの少ない状態が続く一方で、
関東では晴れて厳しい残暑が続く。
北海道と南西諸島も晴天の日が多いが、
こちらは平年並みの気温。
したがって、エリア別にMD展開が異なる。
日差しが少なく凌ぎやすい陽気の日が多い西日本では
秋物展開を積極的に。
おでん具材、根菜類、炊き込みご飯の素など。
東日本だけは残暑厳しいため引き続きスタミナ系。
ナショナルチェーンでは西日本の夏物在庫を
東日本に移送すると効率的な圧縮が可能。
ただその東日本も、
先週少し気温が下がったことにより秋のスイッチが入ったため、
秋物の展開は必須。
【8月4週(8/25~8/31)の天候予測とMDポイント】
“北暑西涼”の気温分布が続く。
この週も天気、気温パターンに大きな変化はない。
西日本中心にぐずついた天気の日が多く、
気温は平年より低めの可能性が高い。
東北地方もすっきりしない天気の日が多いが、
それ以外の地方(北海道、東日本、南西諸島)は
まずまずの晴天が続き、気温は平年並みかやや高め。
状況に大きな変化はないため、
季節の進みに合わせて徐々に秋物の売場を拡大していく。
今年は9月上旬にかけて残暑が予想されているものの、
今のところ、極端な残暑の可能性は低い。
よって、ここ数年に比べれば秋物の展開は積極的にしよう。
9月1日は防災の日。
1年の中でも防災意識が高まる時期の1つ。
今年賞味期限を迎える保存食を持つ家庭もあるだろうから、
防災グッズの棚卸、賞味期限の確認、
買い替えを促すことも忘れずに。
<By 常盤勝美>