Sep.1週/前週より日差しあり 2週/晴れて暑さが戻る
【9月1週(9/1~9/7)の天候予測とMDポイント】
雨の降る日もあるが、
前週よりは多少日差しもある。
基本的にこの1週間も秋雨前線の影響を受けやすい。
特に前線上を低気圧が通過するタイミングで天気が崩れるが、
西日本~東日本では週前半、
北日本では週後半が中心。
低気圧の影響を受けないときは
移動性高気圧に覆われて晴れ間が多い。
この高気圧は北からの乾いた空気を持つため、
気温が30℃前後まで上がったとしてもカラリとした爽やかな陽気。
全般に気温は引き続き平年より低めとなる。
よって、夏物メニューを展開する感じではない。
売場は基本的に秋物メニューが前面に押し出されている状況であるべき。
代表格はおでんや野菜スープ、ポトフ。
体を冷やさないよう、あったかなメニューではあるが、
それほどカロリーは高くないものが求められる。
暑さを感じないとはいってもまだ外の気温は20℃以上あり、
そこまで積極的にカロリーを必要としない。
むしろ野菜や果物の甘味を欲しがる時期。
それ以外の売れ筋としては、パンと中華惣菜。
これらも季節の端境期に動くアイテム。
特に気温が平年を3℃以上下回る水準のときに大きく展開したい。
【9月2週(9/8~9/14)の天候予測とMDポイント】
晴れて日差しの暑さが戻る。
現時点の予想では、秋雨前線が活動をやや弱めるが、
台風接近という不確定要素があり状況は不透明。
台風がそれて日本列島にあまり接近しないのであれば、
北日本中心に晴れる日が多く、日差しが強い。
ただし、その分気温は平年を上回る可能性。
台風が日本の南を北上すれば秋雨前線の活動が
再び活発となるため、シナリオが大きく変化する。
曇や雨の日が多く、気温の低い状態が続く予想。
台風がのるかそるか、現時点ではまだ判断付きかねる。
気温が平年を上回り、残暑を感じるときは、
チョコアイス、カットフルーツ、洋生菓子など
「甘味+食感の冷たさ」がキーワード。
この頃には日本のはるか南に
熱帯低気圧、あるいは台風が発生している可能性が高く、
その後の台風進路が注目される。
予想進路によっては防災グッズ売場を
急きょ拡大する対応が必要となるので、
しっかりと準備をしておこう。
<By 常盤勝美>