Nov.1週/台風20号の影響は少し 2週/強い寒気の予想なし
【11月1週(11/3~11/9)の天候予測とMDポイント】
後半は台風20号の影響を少しだけ受ける
爆弾低気圧に見舞われ、北日本では大荒れの週明け。
4日(火)には北海道の雪や雨もやみ、全国的に晴天となるが、
週後半には台風20号がこの時期としては日本列島に接近するため、
東日本に台風の外側の雲がかかる。
6日(木)~7日(金)頃は雨が予想される。
週末も風回りが悪い影響で全般に雲多めとなる。
気温は初め北日本中心に低いが、
週半ば以降は特に強い寒気の流れ込みはなく、全般に平年並みか高め。
ただ台風に向けて北東の風が強まる関東などでは週後半は低めとなる。
今回の台風20号、今後コースが北寄りにずれて日本列島に
かなり接近する予想に修正されない限り、大きな影響はなく、
特需の発生する可能性は低い。
伊豆諸島のみ、防災体制の確認を。
週初めの低温の反動で週半ばはポカポカした陽気を感じるため
鍋物は少し伸び悩み懸念。
北日本や西日本では引き続き週末も
それほど強い冷え込みにはならず、
鍋物よりは年間定番メニューにシフトしがちな気象条件。
関東など東日本だけは台風に向けた冷たい北東風が強まる影響で
かなり寒い陽気となり、鍋物食材好調が期待される。
ただし雨による客足の減少を予期する必要がある。
【11月2週(11/10~11/16)の天候予測とMDポイント】
特に強い寒気は予想されていない。
この時期らしく、周期的に低気圧が通過する。
その後、冬型の気圧配置となって、
北日本では徐々に雨や雪の降る日の割合が多くなっていく。
ただし特に第一級の寒波がやって来る兆しはなく、
寒気が長引く感じでもない。
それ以外の地方も週に1回程度の周期で天気が崩れる。
全般的には晴れる日が多く、
気温は平年並みかやや高めの小春日和が多い。
この頃から11月最終週にかけてが、
冬物コートなど耐久財の販売ピークを迎える時期。
今年はこの時期の気温としてはやや高め予想で、
その後の冬も西日本中心に高温傾向の予想となっているため、
これからの時期、少しでも冷え込みが強まったタイミングで
積極的に冬物を売場でアピールしていきたい。
気温が高く冬物向きではない陽気となった場合は、
あえて売場を変えるのも一案。
売場のメリハリをつけ、お客様に飽きさせないため。
<By 常盤勝美>