Jan.4週/22日、太平洋側で荒天 5週/はじめポカポカ、平年並みへ
●1月4週(1/19~1/25)の天候予測とMDポイント
22(木)頃、太平洋側中心に荒れた天気
今週の注目ポイントは22日(木)頃、
日本の南にやってくる低気圧。
発達しながら東日本の陸地すれすれを通過し、日本の東に抜ける予想。
この低気圧は14日(水)に発生し、
その後フィリピン付近で弱まった台風1号のなれの果て。
大量の水蒸気をもっているので、
かなりまとまった降水量となりそう。
時期やコースを考えると東日本中心に雪の可能性も考えられるが、
上空の寒気がそれほど強くないことから平野部での雪の可能性は低い。
降り始めの数時間、内陸部で雪となる程度。
心配なのは山梨、長野などの地域。
大雪となった昨年の2月14~15日の状況に似ている。
これらの地域でも低気圧の本体が近づく頃には雨に変わる予想だが、
どの時点で雪が雨に変わるか。
それまでに結構な積雪となる可能性があるが、気象庁は控え目。
大雪を示唆する予想はしていないものの、
山梨、長野では念のため大雪に注意していただきたい。
22日(木)は、雪でなかったとしても外出を控えたくなるような
荒れた天気となる可能性が高いため、
当日、客足はほとんど期待できないかも。
廃棄ロスの多発に注意。
一方、当日の荒れを警戒して
前日に買い物を前倒しする人は増えるだろうから、
20日(火)、21日(水)はビッグセールスを達成したい。
店頭アナウンスで、
「22日(木)は荒れた天気となる予報なので、お買い物は今日のうちに」
とアナウンスしても良いかも。
また山梨、長野方面は念のため大雪に警戒が必要。
物流は中央道を避け、東名道を利用するのも一案。
低気圧の通過直後は一時冬型の気圧配置となるが、
厳しい寒さはほとんどなく、
週末はほぼ全国的に穏やかな天気となる。
鍋物料理というよりは
焼き肉、ステーキなどで売場を盛り上げたい。
●1月5週(1/26~2/1)の天候予測とMDポイント
はじめポカポカだが、
平年並みの寒さに戻る
週の前半は高気圧に覆われ、全国的に穏やかな晴天。
1年の中で最も寒い時期とは思えないほど。
気温が高く、ポカポカ陽気の日は
そろそろ春物ディスプレイの開始を。
「ショーイング期」「見せる時期」など、
企業によって表現方法は違うかもしれないが、実需要期に向けて、
自分の店舗ではこんな春物商品を取り扱っていますよ、
とお客様の印象に残すための陳列を行う。
当日の天候とリンクして、うまくお客様の印象に残れば、
その人が実際に春物を購入しようとしたとき、
自分の店舗の商品を真っ先に思い出してもらえる。
ただ週半ばのどこかのタイミングで日本付近を低気圧が通過。
その後は、冬型の気圧配置が強まって上空に
この時期本来の寒気が流れ込む。
鍋物食材を中心にしたアピールを。
<By 常盤勝美>