July1週/梅雨空つづく 2週/南西諸島に台風接近か
【6月5週/7月1週(6/29~7/5)の天候予測とMDポイント】
梅雨空つづく
沖縄地方では晴れて気温の高い状態が続く。
梅雨前線の活動が活発な九州南部では
今週も引き続き大雨に注意。
長期間の大雨により地盤が非常に緩んでおり、
ちょっとした雨であっても簡単に土砂崩れが発生するおそれがある。
九州北部~北陸でも、梅雨前線の影響を受けて雨が降りやすい。
東北地方はまだ梅雨前線から少し遠いため
晴れ間の見られる日が多いが、
低気圧が付近を通過する1日(水)~2日(木)は天気崩れる。
北海道も同様に週半ば天気が崩れるが週初めと週末は晴れる。
気温は東北地方と南西諸島で高め、九州南部で低め。
それ以外の地方は多少の気温の波はあるものの、
おおむね平年並み。
地域によって気温傾向に違いがある。
関東・北陸~九州地方では気温の上がり方は
それほど顕著ではないため、
季節メニューへの偏りが特に起こらない。
年間定番メニュー系の訴求がおすすめ。
ひき肉、小間切れなど。
豆腐も売れ行きは良い方だが、
爆発的に販売数が伸びるほどではなさそう。
中華惣菜系がまずまず好調だが、
天気・気温の変わり映えしない毎日に、
売場のマンネリ化に注意が必要。
【7月2週(7/6~7/12)の天候予測とMDポイント】
南西諸島に台風接近か
<天候解説>
時期的には梅雨末期。
九州南部に限らず、
広い範囲で梅雨末期の集中豪雨が起こりやすい時期。
今年は天気図の形から見て、
季節の進みが1~2週間程度遅れている感じがある。
よって、まだ広い範囲で記録的な大雨に見舞わる可能性は
それほど高くない。
この期間も日本列島付近に梅雨前線が停滞するため、
関東~九州中心に大雨に注意。
週後半は沖縄地方に台風接近の兆しあり。
規模もコースもまだ判然としないが、大型化する可能性がある。
今後の情報に注意されたい。
台風の影響で梅雨前線は西日本方面でやや北上傾向。
奄美地方でもようやくこの期間のどこかで梅雨明け発表となる見通し。
東北~北海道では前週に引き続き天気は周期的に変化。
東北地方での高温傾向は一旦解消する。
この時期は集中豪雨や台風接近の懸念で、
消費者の防災意識が高まる頃。
防災グッズ、保存食、家屋修繕用品、清掃用品など、
台風・大雨の前後に特需の発生する可能性があるカテゴリーを確認し、
売場を強化したい。
この時期、気温が高いときのキーワードは、
スタミナ補給、冷食感、発汗促進、のどごし爽やか。
具体的な例としては、
冷しゃぶ、葉物野菜、ウリ科の野菜類などが良い。
気温が低いときのキーワードは、
小腹を満たすものと和食以外。
具体的な例としては中華惣菜やパスタ、ステーキなどが
一般的に好まれる。
<By 常盤勝美>