July2週/台風9号が南西諸島を通過 3週/台風11号に注意
【7月2週(7/6~7/12)の天候予測とMDポイント】
台風第一弾 9号が南西諸島を通過
台風9号が沖縄本島より少し西側を、
9(木)~10(金)にかけて通過する見通し。
その頃には非常に強い勢力に発達している可能性があり、
大荒れの天気となる。
ただ一部のエネルギーを台風10号に奪われているため、
猛烈な勢力にまで発達する可能性はやや低い。
九州以北の各地は予報が難しい。
ちょっとした梅雨前線の位置のずれで、
晴れるはずが雨だったりその逆だったり。
基本的には雲の多いところが多く、
西日本の太平洋側中心に
一時激しいにわか雨に見舞われることがある。
しかし、九州南部を除いては、長期間降り続く雨という感じではなさそう。
北海道を含めて、日差しの見られる日もあれば雨の降る日もある。
ただ、一般論として北の地方にいけばいくほど
晴れ間の見られる時間が長くなる。
気温は東北地方で高め。
それ以外は平年並みか低めの日が多い予想。
ただ気温予想も台風9号のコース次第。
南西諸島通過後、そのまま西に進み早い段階で中国大陸に上陸すれば
気温低めの確率が高まる。
しかし、東シナ海を北上するコースをたどった場合は
週後半以降、気温高めの地域も多くなる。
ちなみに7月の典型的な台風コースは、どちらかといえば後者である。
曇や雨のぐずついた天気が続き、
スーパーなどに買い物に出かける頻度も減りがち。
賞味期限の非常に短い生鮮品(精肉・鮮魚など)は、
その日の夕飯用として買われていくであろう。
しかし、翌日、翌々日の献立という意味では
賞味期限が1週間程度の冷蔵の惣菜やパン類、和日配などが好まれる。
需要が高い飲料の中では、
例年と比べると炭酸飲料や乳飲料系の比率がやや高い。
沖縄地方は家屋修繕品等、台風直撃に向けての備えを急いで。
【7月3週(7/13~7/19)の天候予測とMDポイント】
第二弾 台風11号に注意
少なくとも、広い範囲ですっきり夏空が広がる可能性は低く、
どちらかというと各地で大雨集中豪雨に注意が必要な1週間。
台風9号のなれの果ての低気圧が通過する可能性があるため、
北海道でも油断禁物。
台風11号が過ぎ去った後の天候シナリオについては
現時点で一層不透明。
時期的には梅雨明けを期待したいところだが、
むしろオホーツク海高気圧の勢力を強まる場合もあり、なんともいえない。
気象庁の予報では、
気温は平年より高めの地域が多い内容となっているが、
そちらも含めて不透明。
なお、奄美地方での梅雨明けが遅れている。
平年の梅雨明けは6月29日だが、
7月6日時点でまだ梅雨明けは発表されていない。
統計史上最も遅い梅雨明け発表は7月15日だった。
今年はそれまでに梅雨明けが発表されるかどうか、それすら怪しい。
梅雨時はそもそもちょっとした梅雨前線の位置のずれで
実際の天気が大きく変わる。
今回はそれに輪をかけて台風が日本付近に接近の可能性があり
状況をさらに複雑にしている。
時期的には週末から翌週初めにかけての日付が
関東以西の各地での梅雨明け平年日である。
そろそろ梅雨明け発表に合わせた売り場準備をしておくべき時期だが、
今年はやや遅れる可能性があり。
その場合はレインウェアやレトルトなどの保存食、
ちょっとした甘味のチョコ・ビスケット類の
比率を高めるほうをおすすめしたい。
<By 常盤勝美>