Aug 3週/気温湿度ともに高い 4週/台風の進路次第
【8月3週(8/17~8/23)の天候予測とMDポイント】
雲多めだが、
東日本~西日本で気温湿度ともにやや高い
週前半は秋雨前線と、
それに向けて2個の台風から大量の湿った空気が流れ込む影響で、
東日本~西日本の広い範囲で雨。
ところどころで雨脚が非常に強まる時間帯もある。
週後半は各地高気圧に覆われるため、晴れ間が多い。
気温は東日本~西日本でやや高め。
週前半中心に日差しが少ない分、厳しい残暑となることはないが、
南寄りの風が吹きやすく、湿度もやや高めでベトベトした陽気。
北海道は冷涼なオホーツク海高気圧に覆われる日が多いため、
気温は平年並みか低めの日もある。
お盆休み期間も明け、情緒的にも夏の終わりを実感。
売場を秋様に切り替える絶好のタイミング。
食品分野ではそろそろ新サンマなどの展開を始めて、
果物類、キノコ類、炊き込みご飯の素などの購買につなげたい。
また台風の進路予想を参考にしながら、
直撃の可能性が少しでも予想されたら
台風対策商品の特設コーナーを展開すると良い。
【8月4週(8/24~8/30)の天候予測とMDポイント】
台風の進路次第
2この台風の進路次第で状況が大きく変わるため、
今後の台風情報に十分注意いただきたい。
台風15号は西日本(九州西部)に、
台風16号は東日本に接近する可能性がある。
その後の天候傾向も含め、状況は著しく不透明。
上空を流れる偏西風の軸はこの時期、
北海道あるいはその北に位置するため、本州付近上空で風は弱い。
台風は日本列島に接近しても、上空の風に流されることなく、
コマのように自力でふらふら動く。
高気圧や低気圧など、ちょっとした気圧の高低に押されるため、
進路が定まらず迷走しやすい。
台風15号、16号ともに今後の進路が著しく不透明。
念のため九州及び東日本で荒れた天気に警戒いただきたい。
台風が接近するため、気温は全般に高めの可能性が高いが、
コース次第でこちらも不透明。
2個の台風の進路次第でその前後の状況が大きく変わるため、
とりあえず高温の可能性を想定したMD計画を。
この時期の高温日は、チョコレートアイスやカットフルーツ、
炭酸飲料、洋生菓子が定番。
台風が自分の地域よりも南東側を進む場合は、
むしろ北から涼しい空気を引き込むこともあるため、
残暑一辺倒の準備は少しリスクが高い。
<By 常盤勝美>