Aug 4週/台風過ぎ秋雨前線残る Sep 1週/太平洋高気圧が勢力盛り返す
【8月4週(8/24~8/30)の天候予測とMDポイント】
台風過ぎ去るも
秋雨前線は残る
台風15号直撃の影響で、
24日(月)~25日(火)は南西諸島、九州地方で大荒れの天気。
ただ台風15号はその後日本海で消滅するため、
なれの果ての雨雲が北日本にかかって大雨をもたらす可能性は低い。
秋雨前線復活により台風が過ぎ去った後も
西日本~東日本ではすっきりしない天気の日が多いが、
まだ今のところ前線の活動レベルが弱いため、
特に大きな崩れになる可能性は低い。
北海道は北から高気圧に覆われやすく、まずまずの天気が続く。
今週は北日本上空にちょっとした寒気が流れ込む。
一方、台風がもたらす熱帯の空気も入る。
時期によって地域によって気温傾向がまちまち。
南寄りの風が入りやすい東海地方と
台風に向かって風が吹き込む際、
フェーン現象が発生する可能性の高い北陸では気温高め。
それ以外は日差しが少なく上空寒気の影響もあり、
気温低めの時期が多い。
9月1日は防災の日。
翌週に防災の日を控える今週、
折しも台風15号が西日本を襲っており、
お客様の防災意識は高いと考えられる。
保存食、飲料水、家屋修繕用品、清掃用品などの特設販促を。
気温傾向は前半中心に平年より低めの地域が多いため、
秋の気配を色濃く感じる。
ひょっとしたら今週、
北海道内陸部で最低気温が5℃近くまで下がり霜の便りが届くかも。
衣食住すべての部門において
本格的な秋物需要がスタートすると考えて良さそう。
衣料品であればセーター、ジャケット系、
食料品であればサンマやおでん具材、
住関連商品では入浴剤やスキンケア用品などの売り場強化。
【9月1週(8/31~9/6)の天候予測とMDポイント】
太平洋高気圧が
少し勢力盛り返しか
秋雨前線の活動レベルは引き続き低調か。
太平洋高気圧が幾分勢力を盛り返し、東日本~西日本を覆う。
晴れて気温が平年並みかやや高めの日が多い。
ただ極端な残暑は考えにくい。
9月に入ると、多少残暑が厳しくても
スタミナ系食材は徐々に販売数が伸び悩んでくる。
それに対抗して伸びてくるのが
同じ肉料理でもボリュームのあるカツ類。
体は寒さ対策を始めているため、
積極的にカロリー、炭水化物を取ろうという味覚になる。
同様に天ぷらもおいしそうに見えてくる季節。
日中の気温が30℃を超えなければ
餃子、焼売などの中華総菜の関心も高まる。
”食欲の秋”到来。ボリューム感のある総菜売り場にしたい。
<By 常盤勝美>