Feb. 2週/週末、春一番となる可能性 3週/気温予想は不透明
【2月2週(2/8~2/14)の天候予測とMDポイント】
週末、春一番となる可能性
週初めは冬型の天気分布。
北陸以北の日本海側では雪が降りやすく、
それ以外の地方は乾燥した晴天。
週後半は全国的に晴れ間の多い天気となる。
週末は西から天気下り坂。
雨のピークは西日本で13日(土)、
東日本~北日本では14日(日)。
日本海の低気圧に向かって
暖かく湿った南風が入り込むため、
気温は上昇し、まとまった雨となる。
そして、春一番となる可能性がある。
気温は初め低めで、半ば以降は
週末にかけて高めでかなり暖かくなるところも。
週前半の低温傾向に対して週末は顕著な高温。
気温変動幅の大きさに注意。
週前半は鍋物中心の展開。
鍋つゆなど鍋物材料はそろそろ見切りに向け売り込みを急ぐ。
昨今の相場高の影響で、価格が高騰している野菜と、
そうでもない野菜とがあるようだ。
あまり価格が高騰していない野菜を
ふんだんに使った鍋物料理の提案をすれば
お客様には喜ばれる。
週後半は顕著な高温。
春物メニューを積極的に提案したいが
荒れた天気による客足の落ち込みが心配。
チャンスは11日(木)の建国記念の日。
食料品に限らず、衣料品、日用品含め、
春物の売り場を大きく広げ、積極的に展開したい。
スギ花粉の本格的な飛散が始まる頃。
対策売り場の準備は完了しているか、
視認率の高いところに移動できているか最終確認を。
【2月3週(2/15~2/21)の天候予測とMDポイント】
気温予想は不透明
低気圧が日本の東海上に抜け、
日本付近はまた西高東低の冬型の気圧配置が強まる。
日本海側は山陰方面まで雪、九州北部はくもり、
それ以外の地方は晴れ間が多いが、
濃尾平野など一部太平洋側の地方にも雪雲が流れ出す。
ただ冬型の気圧配置はそれほど長続きせず、
週半ばには冬型は緩み、
その後は低気圧高気圧が交互に通過するようになる。
全般に天気は周期的に変化。
低気圧のコースによっては再び暖かい雨となる可能性もあれば
東日本太平洋側でまとまった雪となる可能性もあるが、
現時点では判然としない。
ただどちらかというと、気温高めに振れる確率が若干高い。
大抵の場合、春一番の直後には
強い寒の戻りが待っている。
この週も少なくとも前半は強い寒の戻りに注意。
鍋つゆの売り場は徐々に縮小しつつも、
一定のフェース・品揃えの確保は
4月初め頃にかけて続けたい。
バレンタインデーを過ぎ、味覚に変化。
甘味に対する飽きが加速し、
これからの時期はしばらく
苦味や酸味を好むようになる。
例えばタラの芽の天ぷらやふきのとう、山菜類など。
<By 常盤勝美>