Feb.4週/寒の戻り Mar.1週/典型的な天候変化
【2月4週(2/22~2/28)の天候予測とMDポイント】
寒の戻り
23日(火)は全国的に天気は崩れるが規模は比較的小さい。
その後は冬型の天気分布となる。
週末にかけて日本海側の各地では雪が降りやすく、
太平洋側では乾燥した晴天の日が多い。
週末、日本の南に前線がのびてくる。
ただ関東以西の各地にどの程度影響を与えるか、
現時点では不透明。
九州南部~南西諸島では雨の可能性が高いが、
それ以外の地方では曇る程度と予想する。
ただ今後、前線の位置がもう少し北にシフトした場合は、
広い範囲で天気が崩れる可能性が出てくる。
気温は週初めやや高めのところもあるが、
週半ば以降は平年並みか低め。
極端な低温ではないが、寒の戻り。
気温はすでに上昇トレンドに転換しており、
これからの時期は暑さに対して体が敏感になる。
そんな中での寒の戻り。
キーワードは比較的ヘルシーな汁物系ホットメニュー。
日に日に気温が上がっていくこれからの時期、
体温維持のため積極的に体内産熱する必要がなくなっていく。
その影響で、味覚も高カロリーのものを忌避し、
さっぱり系を好むようになる。
この時期はまだ鍋つゆ系はある程度の陳列量は必要だが、
コテコテの鍋物料理にはあまり興味が向かない。
それよりも、比較的カロリーの低い
おでんや野菜スープ、カップスープの素、
ココアなどがおすすめ。
また、季節の境目時期に支持される
パンやパスタの展開を強化したい。
【3月1週(2/29~3/6)の天候予測とMDポイント】
典型的な天候変化
前週日本海側の地方で続いた雪もおさまり、
全国的に天気は周期的に変化する予想。
低気圧や高気圧の位置関係で
目まぐるしく風向きが変わり気温変動の波が大きくなる。
しかし、上空の気温がほぼ平年並みに戻ることを考えると
春先のこの時期は、人々の味覚は苦味を好む。
冬の間体を動かすことが少なく、
体内に溜まりがちだった老廃物を排出する効果を
期待した味覚といわれている。
タラの芽やふきのとう、山菜、菜の花など
苦味系食材をアピールして、
お客さまに視覚的にも楽しんでいただきたい。
また日々の気温変動の波が大きく、
自律神経系の機能が低下して体調を崩しがち。
ビタミン類やサプリメント、栄養補助食品などの
展開も意識して増やしたい。
<By 常盤勝美>