Jun.3週/13日(月)と週後半天気崩れる 4週/南西諸島除き、晴れ間の日は少ない
【6月3週(6/13~6/19)の天候予測とMDポイント】
13日(月)と週後半天気崩れる
梅雨前線上を低気圧が通過する
13日(月)と16日(木)~17日(金)に天気が崩れるところが多い。
それ以外の日は南西諸島を除き大きな天気の崩れはなく
晴れ間の見られる日も結構ある。
なお沖縄地方では梅雨も末期。
週半ばにかけては活動が活発な梅雨前線の影響で大雨となる。
梅雨末期の集中豪雨の時期。
そして週末以降は徐々に太平洋高気圧の勢力圏内に入る見通し。
このまま順当にいけば19日(日)頃にも梅雨明けか。
沖縄地方での梅雨明け平年日が6月23日なので少し早めの日付。
ただ昨年は統計史上最も早い6月8日頃に梅雨が明けたので、
それと比較すると10日以上遅いことになる。
気温は北海道で平年並みか低めの日が多い。
オホーツク海高気圧が勢力を強める見通しで、
北海道では冷涼な東風が入りやすい。
それ以外の地方は平年並みか高め。
沖縄地方では梅雨明けの兆しが見られるため、
売場の劇的な変化、盛夏物商戦の
スタートダッシュにむけて周到な準備を。
それ以外の地方は梅雨時の売場だが、
晴れ間の見られる日も結構多いため、
あまり弱気な発注にならないよう注意したい。
この時期晴れれば蒸し暑い陽気となるため、
のど越しすっきりした飲料(炭酸飲料だけど甘くないもの)や、
食感滑らかな涼味系がおすすめ。
一方、しっかりとした雨が降って気温の上がり方が鈍い日は、
中華やパスタなど非和食系の提案を中心に。
【6月4週(6/20~6/26)の天候予測とMDポイント】
南西諸島除き、晴れ間は少ない
沖縄方面は夏空が続く。
九州~東北地方にかけては梅雨前線の影響を受けて
ぐずついた天気となる日が多い。
前線が陸地に近いところに停滞するため、
雨量が多くなることもありそう。
北海道では天気が短い周期で変化。
いずれもおおむねこの時期らしい天気変化パターン。
気温は南西諸島で高め。
それ以外も平年並みか高いところが多い予想だが、
北日本の太平洋側では低ぶれの懸念がある。
一般に、梅雨の第一ステージから第二ステージに入る頃。
第一ステージとは、梅雨入り間もない頃で、
まだ梅雨前線が陸地から離れたところに停滞することもあり、
ぐずついた天気が長続きせず、
時折晴れ間も見られる特徴がある。
一方第二ステージは、
梅雨前線が陸地に近いところに停滞するため
晴れ間がグッと少なくなり、
曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなる特徴がある。
雨が降ると気温が上がりにくく
特に東日本から北日本の太平洋側では
やませの影響もあって梅雨寒になることもある。
そんな時の注目アイテムはパン、パスタ、中華である。
ニーズが急に集中することがあるため、欠品には注意したい。
また、雨の降る日が多くなることから、
雨による災害が本格的に起こりやすいシーズンに突入する。
売れ筋を注意するだけでなく、
店舗の維持、営業の継続、お客様・従業員の安全確保も含めて、
危機管理体制を確認すべき時期である。
ここらで一旦、大雨時の対策マニュアル、防災マニュアルを
従業員の方一人一人が読み返していただけると良いだろう。
<By 常盤勝美>