Jul.5週/オホーツク海高気圧があったまる? Aug.1週/太平洋高気圧勢力を強める
【7月5週(7/25~7/31)の天候予測とMDポイント】
オホーツク海高気圧があったまる?
南西諸島では引き続き夏空が続く。
西日本ではおおむね晴天が続くが、
週の初めだけは変わりやすい天気となる。
日本海にある寒気を伴った小さな低気圧の影響で、
所々で雨が予想される。
東日本では週前半、
日本海の低気圧とオホーツク海高気圧からの
冷涼な東風の影響をダブルに受ける。
そのためすっきりしない天気が続くが、
週後半は晴れる日が多くなる。
ただし雲の出やすい天気。
東北北部から北海道では
週後半を中心に低気圧や前線の影響で
曇りや雨の日が多くなる。
このため、関東甲信地方では週後半にも
梅雨明け発表となる可能性が高い。
東北南部でも週末には
梅雨明け発表に至る可能性が高い。
しかし東北北部は微妙。
可能性は五分五分といったところか。
気温は南西諸島では高めが続く。
それ以外の地方は、週前半は低め。
週後半は西日本で平年より
やや高めとなる可能性はあるものの、
基本的にはほぼ平年並み。
極端な暑さはなく、この時期としては凌ぎやすい。
ようやく関東甲信地方でも
梅雨明け発表が現実味を帯びてきた。
梅雨前線がはっきり北上するわけではないため、
タイミングの読みが難しい。
28日(木)前後はほぼ堅いと考えられるため、
それに向けて売場を切り替える準備を。
その後は夏空が続くが、
南西諸島を除いて全般に雲多めで
気温はおおむね平年並み。
本来この時期暑さが続いて夏バテ気味となり
土用の丑の日(30日(土))のうなぎの販売数が
大きく伸びて追い風となるはず。
しかし今年はその追い風は弱そう。
また今週末と来週末は花火大会のピークだが、
今週末は北日本から関東北部にかけて
雨や雷雨のおそれがある。
開催可否を把握するために
神経質に天気予報を見ておくべきだ。
それ以外の地方は大方のところで問題なく
花火大会は開催できそう。
多くの人出が期待できるため
ビッグセールスに向けての準備を。
【8月1週(8/1~8/7)の天候予測とMDポイント】
太平洋高気圧が勢力を強める方向
北海道はいわゆる「蝦夷梅雨」のシーズン。
ずっと曇りや雨の天気が続くわけではないが、
短い周期で天気が崩れる。
それ以外の地方は太平洋高気圧圏内に入り
晴天となる日が多い。
ただこの時期上空にちょっとした寒気が入りやすいため、
至るところでにわか雨・雷雨のリスクがあるので注意を。
またそろそろ本格的に台風が
日本列島に接近しやすい時期に入るため、
注意を常に払いたい。
気温は引き続き南西諸島で高めの予想だがほかは平年並み。
西日本で高めにブレる可能性はあるものの
いずれにしても極端な暑さにはならない見通し。
例年であれば「梅雨明け十日」の安定した夏空が終わり、
上空には寒気が入って内陸部を中心に
にわか雨雷雨が起こり易い時期である。
そして「雷三日」という言葉があるように
一旦雷が発生するとその日を含め向こう3日程度は
寒気の影響が残って雷が発生しやすい状況が続く。
ここで改めて雷雨・夕立による
客足動向への影響を整理しておく。
一番のポイントは降りやむ時間。
多少激しい雷雨であっても
雨が16時頃までにあがれば
その後夕方は客足が回復するため、
雷雨による客足の落ち込みの影響は軽微で済む。
それに対して16時を過ぎてもやまない場合、
その日は買物を手控え、
家にある食材在庫を見繕って
夕飯の献立メニューにする家庭の割合が多くなる。
昼の早い時間帯から値引きを始めるかどうか、
また16時以降にできあがる惣菜をどれだけつくるか、
見極めの参考にしていただきたい。
<By 常盤勝美>