Aug.3週/日本の東海上が台風の通り道に 4週/状況に大きな変化なし
【8月3週(8/15~8/21)の天候予測とMDポイント】
日本の東海上が台風の通り道に
沖縄~近畿地方にかけては
東シナ海南部に中心を持つ高気圧の勢力圏内に入り
日中はおおむね晴天が続く。
ただ場所によっては、にわか雨・雷雨に注意。
問題は東日本~北日本。
高気圧の間にあたり、湿った空気が入りやすい。
台風6号、7号が立て続けに日本のすぐ東海上を北上し、
北海道は上陸の可能性すらある。
その後も(まだ台風は発生していないが)
熱帯低気圧が日本の東を北上するとみられる。
しばらくは曇りや雨の変わりやすい天気が続き、
日照時間は少なめとなる。
気温は西日本で引き続き厳しい残暑が続く。
東日本~北日本では南からの空気が入りやすい影響で
気温は平年並みかやや高めとなり、
湿度も高く非常に蒸し暑い陽気が続く。
しかし日差しが少ない分、大きな気温上昇にはならない。
基本的なMDは、西日本と東日本~北日本とでは分けて考える。
西日本では暑さが続くため、
引き続き熱中症対策、夏バテ対策を強化。
またそろそろ見切りの時期を迎えつつも、
まだ花火やUVケア用品なども
十分需要が見込めるため、売場はエンドに。
一方東日本~北日本では日差しが少ないため、
花火やプール用品、UVケア用品などは
思ったほど伸びない予想。
夏休み需要商品は早めに見切りを進めて良いかも。
ただ、気温は平年並みかやや高めが続くため、
熱中症対策と夏バテ対策はMD強化を継続し、
見切りを拙速にする必要はない。
ただ、季節的に夏の一番暑い時期は過ぎている。
一番の気温のピークは
先週(8月8日からの週)だった可能性が高い。
そろそろ売場にちょっとした秋を
取りいれていっても良いだろう。
きのこや秋の味覚の果物などを、
お客さまの目につきやすい棚に移動するなどの工夫をしよう。
【8月4週(8/22~8/28)の天候予測とMDポイント】
状況に大きな変化なし
前週と比べ、目立って大きな変化はない予想。
引き続き東日本~北日本では変わりやすい天気。
とくに北海道では台風が立て続けに接近しやすいので、
今後もしばらく注意が必要。
西日本はにわか雨や雷雨の可能性はあるものの、おおむね晴天。
気温は全般に高めとなる予想だが、
暑さの質が地域によって多少異なる。
西日本は強い日差しによる暑さとなり、
最高気温が35℃前後に達する。
一方東日本~北日本では南からの湿った空気による暑さ。
日差しはそれほど多くなく、
猛烈ではないが蒸し暑さは続く。
西日本中心に厳しい残暑が続く前提で、
熱中症対策、夏バテ対策の売場が主体という状況に変わりはない。
ただ直近で北海道中心に台風の影響を受けているため、
防災意識が高まっている頃。
翌週の9月1日の防災の日を控え、
防災関連グッズの特設売場をつくるなど、
MDを強化すべき週。
基本的には保存食、飲料水が中心だが、
台風被害のことを考えると清掃用品や衛生用品、
家屋修繕品なども品揃えの充実を忘れずに。
<By 常盤勝美>