Sep.2週 /太平洋側が雨雲の通り道に 3週/秋雨前線活動活発か
【9月2週(9/5~9/11)の天候予測とMDポイント】
太平洋側が雨雲の通り道に
熱帯低気圧あるいは台風が
日本列島に接近するのは7日(水)から9日(金)頃。
もし台風として日本本土に上陸した場合は
今年6個目の上陸台風となる。
今回の場合、秋雨前線とセットになるため、
かなり広い範囲で大雨に発展するおそれがある。
台風12号は比較的コンパクトだったため
被害規模が小さくて済んだが今回はそう簡単にはいかない。
天気に関しても、秋雨前線とセットになることから、
前週に比べると日中雨の領域が増える。
気温は全般に平年よりやや高め。
日差しが少ない分、極端な高温となることは考えにくいが、
湿度が高く非常に蒸し蒸しした陽気は続く。
今週もまた大雨ウィークとなる懸念。
10号は東北、北海道、12号は九州が影響の中心だったが、
今回は西日本から東日本の太平洋側に範囲が広がる可能性。
広い範囲でまだまだ防災グッズ、保存食、飲料水、
清掃用品、家屋修繕品、土のうなどの展開を。
食料品に関しては、おでんの実需要の高まりに遅れがみられる。
まだ焼き肉やスタミナ系食材、うなぎなどのニーズが高そう。
秋の味覚の中でも野菜や果物類は
比較的早い時期から動きが始まるため注目したいところだ。
しかし、8月中旬以降台風が日本列島に
立て続けに接近上陸したことを受けて
全般に相場の高騰傾向が懸念される。
なるべく相場に左右されない食材を使った
メニューの提案などがおすすめ。
その意味では、この時期の優等生は
パンや中華総菜、唐揚げやフライ類(コロッケ、カツなど)。
【9月3週(9/12~9/18)の天候予測とMDポイント】
秋雨前線活動活発か
北海道は天気が周期的に変化し晴れる日が多そう。
それ以外の地方は秋雨前線の影響を受けて
ぐずついた天気の日が多い。
特に太平洋高気圧から吹き出される
南からの湿った空気の影響が強く、
各地とも気温湿度ともに高めで残暑傾向は続く。
台風に関しては現時点では不透明だが、
念のためこの期間も注意が必要。
週末は敬老の日を含む3連休のスタートとなるため、
秋の行楽シーズンに向けて
アウトドア関連商品の展開を強化したいところだ。
しかし、週末の天気予報を参考にしながらきめ細かな発注仕入れを。
場合によってはこの期間、
秋雨の影響で雨がちの天気となるおそれ。
十五夜(9月15日)も今の天候サイクルだと少し悲観的か。
全般に高温傾向とはいえ季節は着実に進行していく。
おでんや野菜スープ、ポトフ類など
体を温めるスープ系メニューも徐々に展開を強化していきたい。
<By 常盤勝美>