Nov.2週/週末以降寒さ和らぐ 3週/小春日和
【11月2週(11/7~11/13)の天候予測とMDポイント】
週末以降寒さ和らぐ
東北、北海道の日本海側は、ぐずついた天気の日が多い。
寒気が強いため、東北地方南部平野部まで
初雪が観測される可能性がある。
9日(水)は北海道中心にかなりまとまった雪に注意。
それ以外の地方は8日(火)と10日(木)~11日(金)に
かけて天気が崩れるが、大雨にはならない。
まずまずの天気である。
気温は西日本で平年並みか若干低い程度。
それ以外の地方は低めの日が多い。
とくに北海道では平年よりかなり低い気温が続く。
ただ、上空寒気が抜ける週末は気温は上向き、寒さが和らぐ。
東北地方まで広く雪化粧の可能性がある。
カー用品、除雪対策用品、防寒具などの準備を急ピッチで進めたい。
また季節外れの寒さが続いていることから
風邪を引く人が増えることは容易に想像できるため、
風邪対策商品、マスクやしょうが湯・葛根湯などの
売場を広げたい。
空気の乾燥というキーワードから、のど飴、リップクリーム、
入浴剤、保湿クリームなども在庫を多めに持つべきだろう。
食品部門では、葉物野菜相場が高いという状況があるものの、
基本的には鍋物中心の売場づくりが主体となる。
11日(金)頃は寒さ続くものの、週末はいったん寒さが緩む。
週末の鍋物の動きはやや鈍る可能性がある。
鍋物とあわせて、おでんや煮物系の売場も強化したい。
13日(日)は、ほぼ全国的に、まずまずの晴天が期待できる。
大安と六曜(暦注の一つで、
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種)も良いので
七五三参りのピークになると見られる。
パーティーメニュー、オードブル系は強気に攻めたい。
【11月3週(11/14~11/20)の天候予測とMDポイント】
小春日和
北日本の日本海側ではすっきりしない天気の日が多いが、
まとまった雪や雨に発展する可能性は低い。
それ以外の地方は週2回程度の頻度で天気が崩れるが、
基本的には晴れ間の見られる日が多い。
気温は平年並みか高めのところもあり、
前週までの強い冷え込みは一段落となりそうだ。
例年であれば、この週から向こう2~3週間程度が
冬物コートなどの販売ピークとなる。
また冷え込みが本格化するため
インフルエンザの流行が規模を拡大する頃だ。
今年のインフルエンザは、例年に比べて初動が少し早い。
風邪引き関連商品は一層強化したい。
奥日光や箱根など標高の高い紅葉スポットでは
そろそろ紅葉も終わりの時期を迎えるが、
平野部ではこれからが紅葉の見頃。
各地の名所、スポットでは、週末の天気を確認し、
観光客数を見積もった上で発注量の調整を行いたい。
<By 常盤勝美>