Feb.2週 寒気が西回りに入る、9日東日本で雪注意・3週 寒気緩む
【2月2週(2/6~2/12)の天候予測とMDポイント】
寒気が西回りに入る、
9日東日本で雪注意
全国的に冬型の天気分布で、日本海側では雪や雨、
太平洋側では晴天となる日が多い。
9日(木)に日本付近を低気圧が通過。
低気圧から少し離れた北日本では一旦天気が回復し
晴れ間が見られる可能性もあるが、
それ以外は雨や雪。
上空寒気の状況を考えると、
関東など東日本太平洋側では雪の可能性が高く、
少しまとまった量となるおそれもある。
たとえば東京都心では積雪が4cmでも
大雪という定義(大雪注意報の発表基準)となるため、
その意味では注意が必要。
この低気圧通過後、冬型の気圧配置が強まる。
上空には強い寒気が西回りに入り、
山陰地方ではまた大雪のおそれ。
気温は初め、高めのところもあるが、
基本的には平年並みか低め。
とくに週後半は東日本~西日本でかなり低めとなる。
立春を過ぎたのでこれからの寒さは余寒と表現されるが、
今週は後半中心に余寒が厳しい陽気。
先週30日(月)に20℃近い気温となり、
春到来間近を実感しているため、
これからの時期は寒さ厳しいといっても、
鍋物に代表される冬物典型アイテムの反応はやや鈍い。
簡単調理で瞬間的に体を温めることができるホット飲料、
カップスープ、コーヒー、ココアなどが注目アイテム。
とはいえまだ寒いこの時期、
家庭での鍋物料理の割合が多いことには変わりない。
そろそろ鍋つゆ類の在庫も徐々に圧縮するつもりでいいが、
クリアランス感覚で売り込み強化を図りたい。
おでん、野菜スープなど比較的ヘルシーなメニューも好調。
9日(木)は東日本太平洋側でまとまった雪の可能性。
直前は精肉部門の売り込みも強化したい。
【2月3週(2/13~2/19)の天候予測とMDポイント】
寒気緩む
週前半は日本海側で雪、太平洋側では乾燥した晴天。
週半ば~後半あたりに日本付近を低気圧が通過。
コース次第では全国的に南風強まり、
少し荒れた天気となる可能性あり。
いずれにしても週半ば以降、
北日本を除いて、天気が比較的短い周期で変化するようになる。
寒気が抜け、厳しい寒さは一段落。
ホッとした陽気の日もありそう。
場合によっては週半ば~後半のどこかで
春一番が吹く可能性もあるため、
春夏物は積極展開のための準備を進めておきたい。
おすすめは野菜飲料や牛乳、
チョコレートアイス、ショートケーキなど。
また鍋つゆをストレートつゆや焼き肉のたれに、
うどんを乾麺に、コーヒー豆をアイスコーヒー用ポーションに
切り替えるチャンスである。
<By 常盤勝美>