Feb.4週 春二番 春三番・Feb.5週/Mar.1週 前半西日本で寒の戻り
【2月4週(2/20~2/26)の天候予測とMDポイント】
春二番、春三番
日本付近の低気圧、高気圧の動きがめまぐるしい。
今週、20日(月)と23日(木)の2回、
日本海を低気圧が発達しながら進む。
低気圧に向かって東日本~西日本では
また南風が強まるため、さながら春二番といった感じ。
大気の状態も不安定となるため、
所々で雷が鳴ったり突風が吹いたりするおそれがある。
一方低気圧の北側に入る東北北部~北海道では湿った大雪。
電線着雪、ビニルハウスの倒壊等に注意。
21日(火)~22日(水)は冬型の気圧配置が強まり、
日本海側の各地では吹雪、太平洋側の各地では晴天となる。
23日(木)は20日(月)とよく似た天気図となり、
関東以西で春三番の南風強風のおそれ。
その後はまた冬型の気圧配置となり、
西日本上空に強めの寒気が流れ込む。
前週に引き続き、気温上下の大きな波に合わせて
売場、品揃えを臨機応変に対応するのが重要なポイント。
気温が高ければキャベツなど春野菜を使ったサラダや
パン類、ドレッシング類の販売数が伸びる。
また春を連想する タラの芽、ふきのとう、山菜類 などの
苦味系食材を使った天ぷらや味噌和えなども好まれる。
寒の戻りとなる日はおでん、スープ類を中心とした売場づくり。
鍋つゆや携帯カイロなど滞留在庫のある商品は
積極的に在庫を圧縮させていきたい。
【2月5週/3月1週(2/27~3/5)の天候予測とMDポイント】
前半、西日本で寒の戻り
北日本の日本海側では
まだ雪の降りやすい天気の日が多いが、
それ以外の地方は引き続き、周期的に変化する。
今回の低気圧は日本の南海上を通過する予想。
そのため、関東など東日本の太平洋側では
内陸部中心に雪の可能性がある。
今後の動向に注目を!
気温は東日本、西日本で平年より低め。
西日本の低温の要因は前週末からの寒気の名残。
東日本の低温の要因は南岸低気圧による厳しい寒さ。
基本的なMDの方針は前週とほぼ同様。
陽気の変化に対応して冬物、春夏物の品揃えの拡縮を。
実は2月末日~3月1日は関東地方で雪の降りやすい日の1つ。
関東など東日本でも内陸部を中心に雪の可能性もあるので警戒を。
缶コーヒー、ココア、カップスープの素、精肉全般など
売り逃しのないように。
週後半のひなまつり頃までには
寒の戻りが一段落している可能性が高いため、
ひなまつり向けメニュー提案は
ちらし寿司でほぼ問題なさそう。
<By 常盤勝美>