Jun5週/Jul1週、週後半、西日本で夏空に・2週、梅雨前線と太平洋高気圧の勢力争い
【6月5週/7月1週(6/26~7/2)の天候予測とMDポイント】
週後半、西日本で夏空に
沖縄地方では晴天が続く。
奄美地方も週初めは
雲の取れにくい天気だが、
それが解消されれば
梅雨明け発表となる見通し。
北海道は変わりやすい天気。
日中は晴れる日が多いが、
週後半はにわか雨が降りやすい。
九州~東北は梅雨空が続く。
しかし30日(金)以降、
太平洋高気圧が
西日本の太平洋側方面で
張り出しを強めるため、
九州、四国は晴天が続くようになる。
梅雨明けを思わせる天候。
ただ時期的には梅雨明け平年日と比べ
まだ大幅に早いため、
すぐさま梅雨明け発表には
至らない可能性が高い。
週末時点でその後1週間程度も
梅雨前線が南下する兆しが見られない場合、
梅雨明け発表に踏み切る可能性はある。
気温は北海道~関東で
期間前半平年並みか低め。
それ以外は平年より高めで、
週末以降西日本中心に厳しい猛暑となる。
南西諸島では期間を通して、
それ以外の地域でも週後半以降、
気温が平年より高めの日が多くなる。
夏物・盛夏物の積極展開を。
とくに西日本では熱中症が起こりやすく
極めて危険な状況となる。
飲料水、かき氷、スポーツ飲料、
冷凍パウチ飲料などの欠品に注意。
気温が32℃以上になると、
人は熱中症を回避するため、
長時間外に滞在することを嫌う。
日中時間帯の来店客は減少する。
屋外で行列ができる店舗や
アミューズメント施設などは、
売上の減少にも注意。
食品スーパーでは、
比較的涼しい時間帯である朝夕に
タイムセールなどを実施して、
日中時間帯の客足減少をカバーしたい。
【7月2週(7/3~7/9)の天候予測とMDポイント】
梅雨前線と太平洋高気圧の勢力争い
南西諸島は夏空。
北海道は天気が周期的に変化するが、
以前に比べると
すっきりしない天気の日が多くなる。
九州~四国では、少なくとも週前半は夏空。
週後半まで夏空が継続するか、
梅雨空に戻るか、
現時点では判断ができない。
夏空が継続する予想であれば、
梅雨明け発表される可能性もある。
気温は北海道では平年並みか高め。
例年であれば梅雨明けはまだまだ先。
しかし今年は西日本で
太平洋高気圧の勢力の強まりが早い。
そのため少なくとも九州~近畿地方までは
梅雨明け発表の可能性もあるので
こまめに週間予報をチェックされたい。
「晴れ」または「晴れ時々曇」の
予報が続けば
気象庁は梅雨明けを発表する
意欲満々ということ。
「曇時々晴れ」の予報が続く内容とならば、
状況によっては梅雨明け発表を
検討するということを暗に示唆している。
夏休み突入まではまだ少し早いが、
梅雨明けが発表されれば、
夏休み関連商品の出番である。
虫取り網や日焼け止め、浮き輪、
蚊取り線香、花火などの販売数が急増する。
梅雨明けのタイミングを適確に見極めたい。
<By 常盤勝美>