Nov5週Dec1週/週半ばに気温が急落 2週/低温傾向
【11月5週/12月1週(11/27~12/3)の天候予測とMDポイント】
週半ばに気温が急落
30日(木)頃、低気圧によって全国的に天気が崩れる。しかし、その低気圧はあまり発達しないので、大雨となる可能性は低い。それ以外の期間、 北日本の日本海側ではしぐれの天気となり、太平洋側は晴れる。ただ日本のすぐ南が雨雲の通り道となっているため、東日本を中心に雲が出やすい。
気温は週前半高め。とくに29日(水)は日本海を進む低気圧に向けて、全国的に南寄りの風が吹くため気温は高い。一方その低気圧の後から上空には強い寒気。30日(木)以降は低めとなり、北日本中心にこの時期としてはかなりの低温となる。
一番の注目点は週半ばの気温の急落。前日に比べて気温が10℃近く低くなるところもあり、大きな変化が発生する。売場にもメリハリをつけたい。前半は焼き肉や揚げ物、定番メニュー系訴求を、後半は鍋物に全力投球。
気温差は体調変調の原因にもなるため今週後半以降、インフルエンザなどの流行規模がさらに拡大する懸念。ヘルスケア部門も売場を強化したいし、食料品部門でも免疫力UP効果を訴求していきたい。
【12月2週(12/4~12/10)の天候予測とMDポイント】
低温傾向
天候変化パターンは前週と大きな違いはない。低気圧通過のタイミングにあわせて全国的に天気は崩れ、それ以外の日は冬型の分布。日本海側で雪や雨、太平洋側では晴天。 前週末から日本上空に流れ込む強い寒気の影響が続き、気温は全国的に平年より低め。
鍋つゆなどの冬物食材が年間の販売ピークの週となる可能性。定番系鍋つゆには少し飽きている可能性もあるため、さまざまなバリエーションの鍋物提案が有効。また、鍋物に限らず、 シチューやチーズフォンデュなども販売数量の増加が期待できそう。 具材となる根菜類とあわせて売場の積極強化を。
<By 常盤勝美>