Jan1週/5日(金)弱い気圧の谷が通過 Jan2週/西回りで寒気が流れ込む
【1月1週(1/1~1/7)の天候予測とMDポイント】
冬型続くが5日(金)ごろ、弱い気圧の谷が通過
新年1週目は基本的には、西高東低の冬型の気圧配置が続く。日本海側では雪や雨。太平洋側では晴天。
5日(金)~6日(土)にかけては太平洋側でも天気が崩れる可能性があるが、天気の崩れの規模は流動的だ。時期的には関東で雪が降ってもおかしくない。実際、気象庁も東京の1月5日の予報は「曇り一時雪か雨」となっている。現時点での予想ではそれほどまとまった降りにはならない。
気温は北海道でかなり高め。湿った重い雪に注意。それ以外は平年並みか低め。
5日(金)は東京などで雪の予報が出されている。東京では、12月31日(日)に初雪を観測したが、その際は事前の予報なく不意打ち気味だったこと、また積もるほどの雪にはならなかったことから、雪の事前準備を周到にした家庭は少なかったものと思われる。
今回の5日(金)は、今シーズンで最初の降雪準備となる。コーヒーココアなど向けたのホット飲料、肉、揚げ物類、長靴、耳あてなど、特需商品の欠品に注意したい。ただし、今回もまとまった雪となる可能性は低いため、あまり過度の売上げを期待をしないほうが良い。
おせち料理の濃い味付けの反動で、薄味志向になりやすい時期。
【1月2週(1/8~1/14)の天候予測とMDポイント】
西回りでの寒気の流れ込みが続く
天候に大きな変化はなく、基本的には冬型の気圧配置となる日が多い。つまり、日本海側では雪や雨。太平洋側では乾燥した晴天。
この期間も寒気が西回りで入るため、気温は西日本中心に低めで北日本は高めだ。北日本では水分を少し多めに含んだ重い雪に注意。太平洋側で天気が崩れ、雪か雨が降る日があるかもしれない。週末は注意。
この週末は、大学センター入学試験が予定されている。科学的な根拠はまったくないが、例年、大学センター入試当日は、雪などによって交通機関のダイヤが乱れ、試験開始時間の繰り下げ措置等が取られることが発生する。
この週末は、広い範囲で、念のため雪に注意をしていただきたい。
この時期の天候は、1年の中で最も気温の低くなる時期なので、日々の気温変化が小さい。日々の売れ筋の変化も小さいため、売場がマンネリ化しやすい。ちょっとした変化をこまめに仕掛けたい。
<By 常盤勝美>