Feb2週/大寒波再び、週末は全国的な天気の崩れ Feb3週/気温上下の波が大きくなる
【2月2週(2/5~2/11)の天候予測とMDポイント】
大寒波再び、週末は全国的な天気の崩れ
週後半にかけて冬型の気圧配置が続く。週末は日本付近を低気圧が発達しながら通過するがコースの読みが難しい。
週後半にかけて冬型の天気分布となる。日本海側では雪、太平洋側では晴天が続くが、寒気の吹き出しが非常に強いため、太平洋側の一部では雪の降る日もありそうだ。
日本付近は1月下旬に猛烈寒波に見舞われたが、西日本ではそれに匹敵するレベルになる。
東日本は前回の寒気に比べると今回はやや弱くなる。
週末の10日(土)前後に日本付近を低気圧が発達しながら通過する。現時点の予報では低気圧は日本の太平洋沿岸部を進む見通しのため、東北以南の地方で、降り出しだけは山間部中心に雪の可能性があるものの、基本的には標高のかなり高いところ以外は雨の見込みである。ただ低気圧のコースが少し南にずれると、関東など太平洋側でまとまった雪となるおそれがある。逆に北にずれると、春一番が吹くほどの昇温につながる可能性もある。読みが難しいところだ。
今回の寒波が一段落する今週末が低温傾向のターニングポイントとなる。
冬物衣料品、日用品は今シーズン気象条件によって売れる最後のタイミングになる可能性があるため、積極的に売りさばいておきたい。鍋つゆなど食料品も少しずつ仕入れを絞っていくとよい。
なお北陸を中心に記録的大雪が予想されるため、除雪関連商品は品薄に注意が必要だ。ただ今週の寒波が終われば除雪需要は徐々に減っていくと見られる。そうするとこれからの時期は雪崩にも注意が必要となってくる。
【2月3週(2/12~2/18)の天候予測とMDポイント】
気温上下の波が大きくなる
週の前半は強い冬型の気圧配置だが、今回の冬型はそれほど長く続かない。週後半には再び日本付近を気圧の谷が通過する見通しだ。
これまでに比べて天気の移り変わりの間隔が、だんだん短くなっていく。
日本海側でも晴れ間が見られる日があり、太平洋側の地方でも週後半はまた天気が崩れる見通しである。
春めいた陽気はまだ先かもしれないが、季節は着実に進んでいる。気温は西日本中心にはじめは低めとなる。余寒厳しい。
ただ週後半は平年並みか高めとなる可能性がある。低気圧のコース次第だ。場合によっては春一番が吹くことも考えられる。
厳しい寒さは一段落する。春夏物への関心がグッと高まる条件が揃う。
サラダ、パスタソースなど、春らしいメニューの積極提案をしたい。
幸い葉物野菜の値段も一時期に比べれば落ち着いており、お客さまが手を出しやすい価格に戻ってきているので、キャベツをはじめとした野菜類全般も大々的に売り込みたい。ドレッシングやマヨネーズもセットでの提案をするとよい。
順調に行けば、そろそろスギ花粉の本格的な飛散が始まる頃だ。免疫力を高める商品と言われているもの(ヨーグルトなど)やマスクも売場を盛り上げたい。
<By 常盤勝美>