Feb4週/今季の寒さも一区切り Feb5週Mar1週/気温上向き、一気に春本番の陽気へ
【2月4週(2/19~2/25)の天候予測とMDポイント】
今季の寒さも一区切り
冬型の気圧配置が長続きしなくなっている。日本付近は小さな低気圧が通過する。低気圧のコースは日本海から北日本と、日本の南やや離れたところの2コースである。ただ低気圧がとくに発達する感じではない。
北日本では低気圧通過時、そして低気圧通過後の冬型の気圧配置で雪が降るため、トータルで考えると雪の降る日が多い。
東日本~西日本の天気は、日本の南を短い周期で通過する低気圧の影響具合による。週初めの低気圧は西日本で陸地に比較的近いため、雨の降る範囲がやや広くなる。だが、その後の低気圧は陸地からやや離れて通るため、雲の多い天気とはなるもののまとまった雨となる可能性は低い。時期的に東日本では雪の可能性もある。積もるほどではないが、雪の可能性があるのはとくに22日(木)と25日(日)だろう。
全国的に日差しが少ない分、気温も低めに推移する。ただ、そろそろ低温傾向にも終わりが見えてきた。
バレンタインデーが終わり、春一番が吹いた地方もあるが、今週はまだ余寒傾向である。
ただ時期的には鍋つゆなどはもはや伸びにくいため、スープの素やおでん、茶葉、コーヒー豆などホット飲料の材料がおすすめだ。
来週以降気温が高くなることが予想されるため、冬物は今週の寒いタイミングを狙って、是非積極的に見切りや在庫圧縮を進めていきたい。
【2月5週/3月1週(2/26~3/4)の天候予測とMDポイント】
気温上向き、一気に春本番の陽気へ
短い周期で日本付近を低気圧、高気圧が通過するパターンとなる。具体的な時期は判然としないが、低気圧が日本海を発達しながら進む可能性がある。
全国的に短い周期で天気が変化する。2~3日に1回程度の間隔で天気が崩れる。
上空の偏西風の蛇行状況に変化が生じ、冬の間日本付近では北西→南東方向に少し蛇行した状況だったため、シベリア方面からの寒気の影響を受けやすかった。今後は南西→北東に向きが少し変わる。
南から暖かい空気が入りやすくなるため、気温は上向き。全国的に気温は平年並みか高く、一気に春本番の陽気となりそう。
天気が目まぐるしく変化し、予報の精度が低い時期なので、最新の情報を基にした判断をするとよい。
寒さの峠を越え、これから気温が本格的に上昇していく時期に入り、苦味食材や飲料系需要が大きく伸びてくる。
サラダ需要に合わせたマヨネーズやドレッシングなども売り込みを強化したい。だいぶ野菜の相場に落ち着きが戻っていることも追い風となる。
<By 常盤勝美>