Sep2週/全般に秋本番 Sep3週/西日本で一時暖気が入る可能性
●9月2週(9/10~9/16)の天候予測とMDポイント
全般に秋本番
東日本~西日本には秋雨前線が停滞するが、11日(火)以降活動レベルはやや弱まる。北日本は高気圧に覆われるが、週末は気圧の谷が接近する。
東日本~西日本ではぐずついた天気の日が多く、日照時間は平年より少なめだが、それほどの大雨にはならない見込みだ。北日本は週末にかけて爽やかな晴天が続く。
気温は地域や期間による多少の上下はあるが、おおむね平年並みである。前週まで続いていた厳しい残暑はようやく終わった感じになる。
残暑が続いていた関東地方でもようやく秋本番の陽気になる。
秋の味覚の代名詞であるさんまは、地震による一時的な値上がりの話題はあるものの、今年は豊漁で価格が非常に低い。そのため売場での秋物アピールは、比較的やりやすいのではないだろうか。
今年は冬にかけて気温が高めに推移する期間が長いと予想されている。それだけに秋冬物需要の集中が期待できるときは、積極的に売り込みたい。
週末は3連休である。昨年(2017年)はこの時期に、日本列島へ台風の直撃があったため、客数や販売数の昨対比データを見るときには注意が必要だ。
●9月3週(9/17~9/23)の天候予測とMDポイント
西日本で一時暖気が入る可能性
秋雨前線が日本付近に停滞する状況が続くと考えられるが、西日本では前線の位置がやや北上する可能性がある。北日本は、高気圧・低気圧が交互に通過するパターンとなる。
東日本~西日本では引き続き秋雨前線に近く、すっきりしない天気の日が多いが、前線の活動は不透明である。
また西日本では太平洋高気圧の勢力圏内に入り、ちょっとした残暑が復活する可能性がある。東日本及び北日本は、時期による多少の気温上下はあるが、おおむね平年並みとなる。
基本的に秋の味覚系や揚げ物、中華総菜、パスタ類の提案を軸にしたい。それに加えて秋の行楽(運動会)シーズンが始まるので、週末の天気予報を参考にしながら発注量の強弱を。
お客さまは実際の天気だけでなく、朝の天気予報の内容によって当日の行動パターンを決めることが多い。
<By 常盤勝美>