Oct3週/北海道山間部では今シーズン初の本格的な降雪か Oct4週/気温高め
●10月3週(10/15~10/21)の天候予測とMDポイント
北海道山間部では今シーズン初の本格的な降雪か
週の前半は北日本で低気圧通過の、南西諸島で前線停滞の影響を受ける。それ以外は移動性高気圧に覆われるところが多いが、高気圧のポジションが東日本にとってはイマイチ中途半端だ。
低気圧や前線の影響を受ける週前半の北海道及び南西諸島では、曇りや雨のぐずついた天気になる。それ以外は晴れる所が多いが、関東だけは高気圧のポジションが悪く雲の取れにくい状況だ。
気温は平年並みか平年並みより高めのところが多いが、秋雨前線の影響を受けやすい南西諸島と関東南部沿岸部はやや低めとなる。
週後半は北日本上空に強めの寒気が流れ込み、山間部では今季初の本格的な降雪となる可能性がある。
関東と南西諸島では気温低めの時期が多く、売場提案の中にホットメニューを積極的に取り入れるには好適なタイミングだ。ただ翌週は全国的な高温が予想されているため、あまり過度な期待は禁物。揚げ物や野菜スープなど野菜をふんだんに使ったホットメニューを提案して、ヘルシーさをアピールしたい。
今週末は幸い全国的におおむね晴天が予想される。絶好の行楽日和だ。弁当用食材や行楽用品等の強気の発注を。
昨年の同週は台風直撃があったため、黙っていても対前年比の数字はクリアする可能性が高いが、油断なきよう。
●10月4週(10/22~10/28)の天候予測とMDポイント
気温高め
日本付近は移動性高気圧に覆われる日が多いが、北日本方面は周期的に低気圧が通過する。ほぼ例年どおりの天気図変化パターンだが、上空に目立って強い寒気の流れ込みはなさそう。
北日本では天気変化のサイクルが徐々に短くなっていく。それ以外は晴れる日が多く、天気の崩れは週に1~2回程度だ。
上空に強い寒気の流れ込む兆しはなく、気温は北日本をはじめとして全国的に高めとなる。
早い年なら東京及び近畿地方で木枯らし1号が吹く頃である。また北海道稚内や旭川などで初雪の平年日を迎える頃だ。季節は一段進む時期であるが、今年に関しては今のところそう大きく季節が進む可能性は低い。
売場の主軸を鍋物に移していきたいところだが、イマイチ反応が鈍い可能性も高く、週間予報の気温予想をみながら慎重に進めていきたい。
この週末も昨年は台風接近の影響を受けたので、昨対比の数字はほぼ自動的に高めになるといっても過言ではない。ぬか喜びに注意。
<By 常盤勝美>