Nov2週/暖気が流れ込む Nov3週/引き続き気温高め
●11月2週(11/5~11/11)の天候予測とMDポイント
暖気が流れ込む
9日(金)に日本海を低気圧が進む。それまで日本列島は移動性高気圧に覆われるが、中心位置が少し北に位置している。
また日本海低気圧通過後の10日(土)は、一時的に北日本中心に冬型の気圧配置になる。11日(日)は移動性高気圧に覆われる。
週前半は移動性高気圧に覆われるものの、勢力が弱くすっきり晴れるのは一部だ。全般に雲の出やすい天気となる。
週後半~週末は低気圧通過により、北日本の日本海側中心に天気が崩れる。ただ、今回も寒気はそれほど強いものではなく、北海道の平地でもまだ雪ではなく雨が降りそうだ。11日(日)は全国的に晴天になる。
前週は西日本を中心に、季節がようやく進んだ感じがしたが、今週はまた季節の進みが逆戻りとなる。
鍋物需要は下火となってしまいそう。中華やガッツリ揚げ物系で、メニュー提案のバリエーションを広げよう。
週末は北日本中心に変わりやすい天気になる。とくに10日(土)はお出かけには適さない天候となる懸念があるため、アウトドア関連商品の発注は慎重にした方が良い。
●11月3週(11/12~11/18)の天候予測とMDポイント
引き続き気温高め
移動性高気圧に覆われる日が多いが、週半ば~後半頃にまた低気圧が日本海を通過する可能性がある。
北日本では週後半に冬型の気圧配置になる。
天候の移り変わりは直前の週と同じようなイメージだ。まずまずの天気となる日が多いが、北日本では週半ばから後半のどこかで天気崩れその後しぐれの天気が続く。
引き続き、強い寒気南下の予想はなく、全般に気温高めである。
クリスマスに向けて、徐々にイルミネーションや飾り付けを行うところが増えてくる頃だ。また例年、勤労感謝の日を含む週に、冬物コートなど季節商品耐久財の需要がピークを迎える。しかし今年は全般に需要の伸びが後ろ倒しとなっている。場合によっては需要が一気に集中して起こる可能性もあるため、気温の下がり方を見ながら、急激に店頭在庫を増やすなどの対応をするとよい。
<By 常盤勝美>