Dec2週/週末ようやく強い寒気 3週/北日本除いて寒気緩む
●12月2週(12/3~12/9)の天候予測とMDポイント
週末ようやく強い寒気
6日(木)に日本海を低気圧が発達しながら進む。ちょっとした爆弾低気圧となる懸念があり、その後は強い冬型になる。
それまでは移動性高気圧に覆われるが、東日本~西日本にとっては、高気圧の中心がやや北寄りに位置しているため、日本の太平洋沿岸部に弱い前線帯ができる(天気図には表現されないかもしれないが)。
週末は日本上空に強い寒気が南下する。
今週は全国的にぐずついた天気の日が多い。晴れるのは3日(月)の北日本と、週末の東日本~西日本の太平洋側くらいだ。週前半は日本列島に暖かい空気が流れ込んでいるため、全般に暖かい雨となる。6日(木)は日本海側中心に雨風強まり、荒れた天気となるおそれがある。
その後は冬型の気圧配置が強まるため、北日本の日本海側では今シーズン初の大雪・吹雪となりそうだ。初雪前線は北陸または山陰地方まで南下の見通し。太平洋側では乾燥した晴天になる。
気温は週半ばにかけて高く、穏やかな陽気になる。週末は一気に平年並みに戻り、北日本では平年を下回る。厳しい寒さとなりそうだ。
一部の地域では時期による気温上下の波が大きいものの、全般的に週半ばにかけて高めとなる。週末には一気に気温が下がる予想である。
週前半はちょっとした煮込み料理や中華など、それほど冷え込みが強まらない日に伸びやすいメニューを提案したい。週末に向けては、鍋物、シチュー類などで全力投球をするとよい。
北日本の日本海側では6日(木)~8日(土)頃にかけて荒れた天気が続くので、物流の混乱が発生するおそれがある。念のため、事前に対策を検討しておくことをおすすめする。
●12月3週(12/10~12/16)の天候予測とMDポイント
北日本除いて寒気緩む
冬型の気圧配置ははやくも緩み、週前半は日本の南を低気圧が通過する。その後はまた冬型の気圧配置だが、緩むのもはやい。
北日本の日本海側では雪の降りやすい日が多い。東日本から西日本でも週前半は天気が崩れ、東日本の内陸部では冷たい雨となる可能性がある。その後はまずまずの天気だが、全般に雲の出やすい日が多い。
気温は北海道で平年並みだが、それ以外はまた平年よりやや高めに転じる。
前週末に冷え込んだが、方向性としては気温がまた上向きとなる。まだ食卓は鍋物で定着するまでには至らなそうだ。揚物、煮込み料理など幅広いメニュー提案をしていきたい。
東日本の太平洋側は週前半、南岸低気圧の通過により肌寒い陽気となる可能性があるため、ホット飲料や各種肉類の準備をおすすめする。甲信地方の内陸部では、雪を予期して念のためにスコップや、融雪剤の準備をするとよい。
<By 常盤勝美>