Dec4週/寒気緩む 5週/北日本中心にクリスマス寒波襲来か
●12月4週(12/17~12/23)の天候予測とMDポイント
寒気緩む
20日(木)~21日(金)および23日(日)に、日本付近を弱い低気圧が通過する。それ以外は北日本で冬型の気圧配置となり、東日本~西日本では高気圧に覆われる日が多い。高気圧が日本の南から張り出し、日本付近では南寄りの風が吹きやすいため、今週寒気の影響はほとんどない。
北日本の日本海側では雪や雨の降る日が多いが、晴れ間の見られる日もこの時期としてはやや多めだ。それ以外の地方は20日(木)~21日(金)および23日(日)に天気が崩れるものの、規模は比較的小さい。
気温は全般に高めとなる。先週とは打って変わって穏やかな陽気の日が多い。
クリスマス商戦はイマイチ盛り上がりに欠けるかもしれないが、比較的穏やかな陽気に合わせて年末大掃除需要は高そうだ。積極的な展開をしたい。
気温の条件的には、多少平年より高めでも鍋物が好まれる温度帯なので、鍋物、シチュー中心の展開が定石である。ただ昨年などに比べると中華などにも流れやすい気象条件でもある。
●12月5週(12/24~12/30)の天候予測とMDポイント
北日本中心にクリスマス寒波襲来か
多少の強弱はあるが、日本付近では冬型の気圧配置が続く。上空には強い寒気が流れ込み、北日本中心に影響を受け、クリスマス寒波になりそうだ。そのまま週末にかけても寒気の影響を受ける。
週前半~週半ば、東日本~西日本で雲の出やすい天気の日があるが、基本的には日本海側で雪や雨太平洋側で乾燥した晴天が続く。
気温は北日本中心に平年より低めで、東日本~西日本でも平年並みかやや低めとなる。
それほど極端な低温ではないかもしれないが、クリスマス寒波による冷え込みに期待したい。一時的な暴風雪などによる物流の混乱には注意が必要だ。
学校は冬休みに突入し、この週およびこの翌週の、天気に関係なく買われる食材(クリスマス需要・年越し需要)が多くなる。天気予報のチェックポイントは、雨や雪による客足の動向変化の読みが中心となる。
<By 常盤勝美>