Feb2週/北日本上空に強烈な寒気 Feb3週/寒気抜ける
●2月2週(2/4~2/10)の天候予測とMDポイント
北日本上空に強烈な寒気
今週は、日本付近を低気圧が3回通過する。1回目は4日(月)で、日本海低気圧だ。2回目は6日(水)、3回目は9日(土)で、日本の南海上を通過する低気圧だ。それ以外は冬型の気圧配置になる。
週後半からは、北日本上空に強烈な寒気が流れ込む。
低気圧通過に合わせて、各地で天気が崩れる。4日(月)は日本海側が中心だ。6日(水)と9日(土)は東北以南が中心になる。
6日(水)の低気圧は陸地に近いところを進むため、雪の範囲は内陸部に限定されそうだ。しかし9日(土) の低気圧は、東日本の広い範囲で雪となる可能性がある。ただ、今のところ量はそれほど多くなく、大雪というほどにはならない見通しだ。
気温は、北日本で週後半中心にかなり低めになる。それ以外の地方は、気温の上下の波が大きく、陽気の寒暖差が激しい。しかしトータルすると、気温は東日本は平年並みかやや高めで、西日本はやや高めとなる。
北日本は、週後半に猛烈な寒さとなる。物流の混乱が発生すると懸念される規模だ。週前半の比較的雪の降り方が弱い間に、食材のまとめ買いをお客に促していきたい。
東日本・西日本は、気温の上下の波が非常に大きいため、陽気に合わせた売場でのプレゼンテーションをおすすめする。気温が高めの日には、中華惣菜やサラダなどで多少彩り鮮やかにすると、お客さまが春を感じる気分とシンクロできる。
東日本でも9日(土)は、少しだけまとまった雪の可能性がある。空振りする可能性も否定できないが、念のためスコップ、融雪剤、長靴などの在庫を多めに持っておきたい。
●2月3週(2/11~2/17)の天候予測とMDポイント
寒気抜ける
北日本上空に流れ込んでいる、寒気が抜ける見込み。日本付近を低気圧と高気圧が周期的に通過するため、東日本・西日本では冬型の気圧配置が長続きしない。季節が進むごとに、天気図上の低気圧と高気圧の動きが速くなっていく。
北日本の日本海側は、雪の降る日が多い。東日本・西日本では、周期的に天気が崩れる。コースや上空の寒気次第では雪となる可能性もあるが、現時点での気温予想などから考えると、雪となるリスクは低いだろう。
気温は北日本で平年並みに戻り、東日本・西日本では引き続き平年並みか高めとなる。
春物アイテムの展開は、バレンタインデーに合わせて売場を拡げるタイミングだろう。少なくとも現時点では、2月中の寒の戻りはそれほど大したことないので、春先取りの売場づくりに好適だ。
飲料や乾麺、サラダ用のドレッシングなどの売り込みを強化したい。
<By 常盤勝美>