Feb3週/寒気の影響は峠を越える Feb4週/一気に春めいた陽気に
●2月3週(2/11~2/17)の天候予測とMDポイント
寒気の影響は峠を越える
日本付近は弱い冬型の気圧配置となる日が多い。西日本の南海上には前線が停滞しやすく、15日(金)頃は前線上を低気圧が通過する。また11日(月)にも弱いながら日本付近を低気圧が通過する。
11日(月)は全国的にすっきりしない天気だ。とくにまとまった雪や雨になることはないが、広い範囲で天気が崩れる。その後、北日本の日本海側ではしぐれが続き、九州南部は週後半にかけてすっきりしない日が多い。しかし全般的にはまずまずの天気となる。なお15日(金)は南岸低気圧の影響で、東日本の太平洋側にまた雪の可能性がある。
気温は週初めは低め。その後は平年並みか西日本を中心に高めの日もあるが、15日(金)は天気が崩れる影響で低めだ。
11日(月)に続いて15日(金)も東日本の太平洋側では降雪に注意が必要だ。南岸低気圧の発達レベルでは、9日(土)、11日(月)よりも15日(金)の低気圧の方が発達する予想であり、まとまった雪となる可能性がある。
改めてスコップ、融雪剤、長靴などの準備をしたい。とはいえ、この寒さが終わるとその後は一気に春めく日が多くなる予想だ。週末以降は売場をガラリと変え、サラダ用の野菜やドレッシング類、パスタソースなどを中心にアピールしていきたい。それまでの期間は、鍋つゆなどの在庫を徐々に圧縮させる方向をおすすめする。
●2月4週(2/18~2/24)の天候予測とMDポイント
一気に春めいた陽気に
日本付近を短い周期で低気圧高気圧が通過する。寒気が抜け、日本列島上空には時折、南からの暖かい空気が入る。
これまでしぐれの天気が続きやすかった、北日本の日本海側も含め、全国的に天気は周期的に変化する。低気圧が日本の南海上を通過する場合は、気温が上がらずに寒くなる可能性がある。しかし基本的に晴れればポカポカ陽気となり、春めいた日が多くなる。
この時期はまだ真冬の服装で外出する人の割合が多く、ちょっと気温が上がっただけでだいぶ汗をかきやすい。暖かく春めいた陽気の日は、飲料類を積極展開したい。シーズン初めは野菜飲料、炭酸飲料、果汁飲料などの、全般に味の濃い飲料が好まれる。
スギ花粉の本格的な飛散が始まる見通しだ。花粉マスクだけでなく免疫力を高める食材といわれる、ヨーグルトやキノコ類のフェースを広げることをおすすめする。
<By 常盤勝美>