Feb5週･Mar1週/気温上下の波があるがトータルでは高め Mar2週/西日本中心に顕著な高温
●2月5週/3月1週（2/25～3/3）の天候予測とMDポイント
気温上下の波があるがトータルでは高め
おおむね3日のサイクルで、日本付近を低気圧が通過する。この期間の低気圧通過は25日(月)、28日(木)～1日(金)、3日(日)である。
25日(月)の低気圧は弱く、陸地から少し離れたところを通過する。28日(木)～１日(金)の低気圧は、日本列島の真上を通過する。3日(日)の低気圧は日本のすぐ南だが、発達する見通しだ。
低気圧から遠い北海道は、晴れる日が多い。それ以外は低気圧の通過にあわせて周期的に雨が降る。25日(月)の雨は大したことないが、週半ばおよび日曜日はしっかりとした雨となる。
気温は上下の波がある。低気圧が通過して天気の崩れる日は、気温の上がり方が鈍く、少し寒さを感じる。それ以外は気温が高めの暖かい陽気となる。週のトータルでは平年より高めだ。
すっかり春めいた陽気の日が多くなっている。鍋つゆなどの鍋物商材は反応が鈍くなってくるので、乾麺やめんつゆに徐々に品揃えをシフトしていきたい。
スギ花粉の飛散量が、シーズンピークに向けてどんどん増えていく頃だ。晴れて気温が上がり、ほどよい強さの風がある日は、とくに花粉症の症状が悪化しやすい。免疫力を高める食品などを売場で強化したい。
3日(日)は西日本を中心にしっかりとした雨が予想される。東日本は晴れのち曇り、あるいは曇りのち雨といった感じだ。西日本はひな祭り当日は雨予報のため、来店客数の伸び悩みが予想される。ひな祭り用のちらし寿司などは、反応が悪くなる可能性があるため、発注・加工量に注意したい。
●3月2週（3/4～3/10）の天候予測とMDポイント
西日本中心に顕著な高温
引き続き日本付近を低気圧高気圧が周期的に通過する。上空には大規模な暖気が入ってくる。
天気パターンに大きな変化はない。週に2回程度の頻度で全国的に天気が崩れる。
上空に規模の大きい暖気が入り、全国的に気温が上昇する。とくに西日本で高くなる。
春は朝晩と日中の気温差が大きくなりやすい時期である。陽気の変化で体調を崩しやすいので、健康訴求商品を強化したい。
気象会社各社からソメイヨシノの開花予想が発表されている。今年は昨今の高温の影響で、開花が平年よりだいぶ早まるという予想が多い。関東以西の太平洋側では、3月23日(土)～24日(日)の週末に、早くも花見宴会のピーク１回目を迎えそうだ。4月第一週までの週末3回が、花見宴会のピークと考えるのが妥当だ。それに向けた仕入れの強化をおすすめする。
＜By 常盤勝美＞
