Mar3週/週後半に多少の寒気が入る Mar4週/関東以西で桜の開花の便りか
●3月3週(3/11~3/17)の天候予測とMDポイント
週後半はちょっとした寒気が流れ込む
それ以外の日は高気圧が緩やかに覆うが、北日本で弱い冬型の気圧配置となる。また週後半以降は上空にやや強めの寒気が流れ込む。
11日(月)は、低気圧が急速に発達しながら日本のすぐ南を進む。進路に近い東日本~北日本の太平洋側で少し荒れた天気となる。しかし、低気圧の動きが速いため、東日本は天気の回復が早い。15日(金)~16日(土)は全国的に天気が崩れる。
それ以外は、高気圧が緩やかに覆い、東日本から西日本の太平洋側を中心に晴れ間の見られる日が多い。
北日本は弱い冬型の気圧配置となる。また週後半以降は上空にやや強めの寒気が流れ込むため、北陸以北の日本海側でしぐれる日が多い。
気温は週前半に高めとなる。週後半もやや高めの日が多いが、これまでに比べるといくぶん平年並みに近づき、ひんやりする日もある。
2月16日頃からほぼずっと、気温が平年より高めの状態が続いていた。だが今週後半は、全国的に一旦気温がほぼ平年並みに戻る。
飲料や乾麺など、夏物の動きがやや鈍くなる可能性がある。中華や煮物などの、年間定番メニューに関心が向きやすくなる。
在庫がだぶついている冬物商品があれば、朝の冷え込みがとくに強まり、ひんやりした陽気を感じた日に在庫圧縮を進めたい。
●3月4週(3/18~3/24)の天候予測とMDポイント
関東以西で桜の開花の便りラッシュとなりそう
天気図上の低気圧高気圧の動きに大きな変化はないが、北日本では週半ばに冬型の気圧配置となる可能性が高い。そのため、日本海側は週半ば頃を中心に雨が降ったりやんだり。それ以外の地方は天気が周期的に変化する。
気温は平年よりやや高めのところが多いが、季節の進みを強く実感するほどの顕著な高温ではない。前週後半の上空寒気の本体は抜けるものの、引き続き北からやや冷たい空気が流れ込みやすい状況が続く。朝晩は少し冷える日もありそうだ。
顕著な高温ではないが、2月中旬以降の高温傾向の影響で、関東以西の太平洋側を中心に各地から桜開花の便りがぞくぞくと届きそうである。
とくに例年開花が早い東京や福岡、高知などでは早ければ21日(木)の春分の日(天気次第だが)に、多くの花見客が繰り出す可能性がある。週末は第一回目の花見ピークの週末となりそうだ。天気予報を確認しながらではあるが、多くの花見客を期待して発注仕入れ量を増やしたい。
ただし、この期間の朝晩は少し冷え込みが予想される。夜桜見物に向けたメニュー提案は、おでんや焼酎、中華まん、ホットコーヒーなどホットメニューの比率をやや高めることをおすすめする。
<By 常盤勝美>