Jun3週/週半ば以降全般に梅雨空 Jun4週/梅雨前線が日本列島付近に停滞
●6月3週（6/17～6/23）の天候予測とMDポイント
週半ば以降全般に梅雨空
梅雨前線が週初めには日本の南に大きく南下しているが、週半ば以降は徐々に北上する。その後は2～3日程度のサイクルで梅雨前線上を低気圧が通過する。
北海道は高気圧に覆われる日が多い。
週初めは全般に晴れ間が多くまずまずの天気だが、週半ば以降は北海道を除いて全般に曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなる。
雨の中心は西日本だが、15日(土)のように低気圧が日本付近で発達する感じではないため、風が強まる地域はそれほど多くない。
気温は週初めに高めのところもあるが、半ば以降は低めとなる。上空にはちょっとした寒気もあり、梅雨寒傾向だ。
遅れていた西日本の梅雨入りも、19日(水)には発表の見通しだ。その先はぐずついた天気の日が多くなるため、平日休日関係なく家の中で過ごす人の割合が多くなり、家の中の消耗品の消耗が激しくなる。
日用消耗品は売れ筋の一つ。週後半は気温の上がり方の鈍いところが多くなるため、夏物典型メニューの伸びはあまり見込めない。パンや中華惣菜などの提案をしたい。とくに最近は葉物野菜の相場が安くなっているため、葉物野菜を使った中華料理の提案がおすすめだ。
●6月4週（6/24～6/30）の天候予測とMDポイント
梅雨前線が日本列島付近に停滞
日本列島付近に梅雨前線が停滞。前線上を時折低気圧が通過する。
北海道ではまずまずの天気となる日が多いが、それ以外の地方では曇りや雨のぐずついた天気の日が多い。南西諸島では週半ば以降、梅雨前線の南側に入り晴れ間の見られる日が多くなる可能性がある。そろそろ梅雨明けか。
気温は全般に平年並みか低めとなる。
引き続き全般に気温は平年並みか低めとなる。冷やし麺類等の動きは鈍そうだ。ただ湿度が高くじめじめ蒸し蒸しした陽気の日が多いため、飲料ではのど越しすっきり感のある強炭酸や、食感なめらかな涼味系の商品は堅調な伸びが期待できる。
梅雨時は、ちょっとした梅雨前線の位置のずれにより晴れと雨が紙一重になることもある。天気予報が非常に難しく予報精度が低い時期であることに留意いただきたい。
＜By 常盤勝美＞
