Jun4週/ようやく西日本でも梅雨入り Jul1週/梅雨前線が活動強める
●6月4週(6/24~6/30)の天候予測とMDポイント
週半ばはようやく西日本でも梅雨入り、そして沖縄では梅雨明けか
南西諸島では週前半は大雨、集中豪雨に注意が必要だが、29日(土)頃からは晴天が続くようになる。順調に行けばこのタイミングで梅雨明け発表か。
西日本では週初めは晴れ間が多いが、26日(水)頃からは梅雨前線の影響を受けてぐずついた天気の日が多くなり、ようやくこのタイミングで梅雨入りが発表される可能性が高い。
東日本~東北では梅雨空の日が多いが、週後半は一時的に晴れる日もある。
北海道は天気が周期的に変化する。
気温は西日本で日差しが少ない分、やや低めの可能性はあるものの、全般には南からの湿った空気が入りやすく、平年並みか若干高めのところもある。
マーチャンダイジングのポイントとして、沖縄では盛夏商戦本格スタート。西日本ではようやく梅雨本番を迎え、梅雨時に販売数が伸びやすいパンや中華惣菜系の商品を少し強めに展開したい。
大雨の頻度が今後増えていくことから、防災グッズ、保存食、飲料水、乾電池などの展開も重要だ。
●7月1週(7/1~7/7)の天候予測とMDポイント
いよいよ梅雨前線が日本列島付近で活動強める
日本列島付近に梅雨前線が停滞する。南西諸島は太平洋高気圧に覆われ、夏空の広がる日が多い。また北海道はオホーツク海高気圧に覆われ、まずまずの天気となる日が多いが、道東を中心に霧が出やすい。
それ以外の地方では曇りや雨のぐずついた天気の日が多い。西日本を中心に大雨に注意が必要。
気温は全般に平年並みか。日差しがほとんどない分、やや低めと予想する。
この週のMDポイントとして一番の注意事項は、夏物の昨対比の数字。昨年のこの週は、すでに関東甲信地方で梅雨明けが発表され、夏の青空と夏本番の暑さが続いていた。今年はまだまだ梅雨明けの兆しが見られず、夏物の昨対比の数字はかなり厳しいものになると予想される。それを認識した上での予算編成と評価をしていただきたい。
気温の上がり方がやや鈍いため、前週に引き続き、中華を中心とした展開が定番。
<By 常盤勝美>