Aug3週/台風10号西日本直撃へ Aug4週/残暑続く
●8月3週(8/12~8/18)の天候予測とMDポイント
台風10号西日本直撃へ
台風10号の動きが当初の予想よりもかなり遅くなっているため、接近上陸のタイミングは15日(木)ごろになりそうだ。また上陸位置も西にそれ、四国地方西部となる可能性が高い。
それ以外の地域は基本的に太平洋高気圧勢力圏内にある。
台風10号が接近上陸する14日(水)~16日(金)にかけて、西日本では雨風が非常に強くなる。大荒れの天気に注意が必要だ。東日本~北日本でも15日(木)~16日(金)は雨の降りやすい天気となる。それ以外の地域は晴れ間の見られる時間帯が多い。
気温は平年より高めだが、雨が降って日差しのない週後半は平年並みになる。北陸では、週を通してフェーン現象が起こる風向きとなりやすいため、猛烈な暑さに注意が必要だ。
西日本を中心に台風直撃に備えた特設売場を設けたい。台風の上陸前は、乾電池、飲料水、保存食、家屋修繕品などを、台風通過後は清掃用品、プチ贅沢品などの品揃えがおすすめだ。
お盆の期間は商品の売れ数と気象条件との相関係数は低い。したがって食品はスタミナ系食材、熱中症対策商品を訴求したい。とくに北陸~山陰地方ではフェーン現象が発生して熱中症リスクがきわめて高い。熱中症対策商品を全面的に売り込みたい。
●8月4週(8/19~8/25)の天候予測とMDポイント
残暑続く
基本的に日本列島付近は、太平洋高気圧に覆われる日が多い。週後半は北海道~東北方面に秋雨前線がかかる可能性がある。
台風などの突発的な影響がなければ、少なくとも関東以西では晴れる日が多い。東北~北海道では、週後半に天気が崩れる日がありそうだ。徐々に天気は、周期的に変化していくパターンに移行していく。
気温は平年より高めで、ほぼ全国的に厳しい残暑が続く。ただ週後半は、北日本では残暑がいったん収まり、多少秋めいた陽気を感じる可能性がある。
例年であればこの時期は、厳しい暑さが一段落して、一時的に秋めいた陽気となり、秋スイッチが入るころだ。今年も北日本を中心に、少しだけ暑さが収まる可能性がある。
そんな日はサンマやキノコ類、炊き込みご飯の素、おでん具材など、秋の味覚系を早期展開したい。ただしスーパーマーケットでの実需要の伸びは1カ月ほど先になる。
<By 常盤勝美>