Aug4週/不意に暑さ一段落 Aug5週/状況不透明だが、晴れ間が戻る?
●8月4週(8/19~8/25)の天候予測とMDポイント
不意に暑さ一段落
台風10号から変わった低気圧が日本の東海上で発達したため、太平洋高気圧は分断され、日本列島付近で一時的に勢力を後退させた。
日本列島周辺は、秋雨前線ほど雨雲が数珠つなぎにはなってないものの、低気圧の通りやすいコースにあたる1週間になると予想される。
南西諸島で晴れ間の見られる日が多いほかは、曇りや雨のすっきりしない天気が続く。事前にはなかなか予想できていなかった天候の変化となる。
気温は平年並みか低めのところがあり、先週までの厳しい暑さは一変する。
前週までの猛烈な暑さが一段落したことによって、食の嗜好にも少し変化の可能性がある。
もし仕入れがあれば、季節の風物詩的にサンマを展開したいところだ。おでんや鍋物食材の陳列にはまだ早いが、揚げ物やフライ類は展開規模を少し強化したい。また秋の果物類や果物フレーバーの菓子類など、秋を取り入れた売場に切り替える絶好のタイミングだ。
●8月5週(8/26~9/1)の天候予測とMDポイント
状況不透明だが、晴れ間が戻る?
前週(8/19~8/25)の天候が、それまでと比べて大きく変化したため、この期間の予報が非常に難しくなった。少なくとも週前半は日本列島を低気圧が通過しやすい状況となるが、それがどこまで続くか、現時点では判然としない。
週前半は南西諸島を除き、曇りや雨のすっきりしない天気の日が多い。週後半は太平洋高気圧が幾分勢力を盛り返し晴れ間が戻るシナリオのほうが、すっきりしない天気が続くシナリオよりも可能性が高い。
気温は平年並みかやや高めだが、猛烈な暑さにはならない見通しだ。
北日本は秋の気配がより色濃くなっていく。
現時点では、残暑、しのぎやすい陽気、いずれにも対応できる準備をしておきたい。ただし、盛夏期が一番の売り時である熱中症関連商品は、少しずつ在庫を圧縮していきたい。
9月1日は立春から数えて二百十日だ。稲が開花・結実する大事なときだが、台風が相次いで襲来する厄日や荒れ日などとも言われ、昔から警戒を呼びかけられている。そこで防災意識を高めるべく、関連商品をゴンドラ陳列して展開をしていきたい。
もししのぎやすい陽気が続けば、キノコ類、炊き込みご飯の素、だし、スープの素などの売り込みをしたい。
<By 常盤勝美>