Sep2週/晴れる日が多い Sep3週/台風の状況次第
●9月2週(9/9~9/15)の天候予測とMDポイント
晴れる日が多い
台風15号が日本の東海上に抜けた後、日本付近は高気圧に覆われる日が多い。週の半ばには、秋雨前線上の弱い低気圧が東北地方を通過する。
週末はまた日本の南が台風で賑やかになりそうな気配だ。
週半ばの東北~関東地方では弱い低気圧が通過し、変わりやすい天気となる。それ以外は全般に晴れや曇りのまずまずの天気の日が多い。
気温は週初めに台風15号のもたらした南風により厳しい残暑となる。週後半は残暑が一段落する。平年よりまだ少し高めだが、真夏日となるところがだんだんと少なくなる。
13日(金)は中秋の名月である。お月見にはまずまずの天気となるところが多い。
週の初めの厳しい残暑には、焼き肉、香辛料などのスタミナ系メニューが好まれる。
週後半は厳しい残暑は一段落するが、気温は高めのため夏物商品の滞留在庫の圧縮を積極的に行いたい。
週末は行楽日和になるので、アウトドア商品の展開がおすすめだ。しかし、翌週の台風の予想進路次第では、防災商品の展開も有効だ。
●9月3週(9/16~9/22)の天候予測とMDポイント
台風の状況次第
日本の南海上に台風がやって来る予想だ。台風が1つと予想する気象モデルと、複数と予想するモデルがあり、実際にどうなるか現時点では不透明だ。
それまで日本付近は高気圧の勢力圏内だが、週後半以降に北から寒気が流れ込む。
週の半ばから後半に北日本を通過する気圧の谷の影響で、天気が崩れる可能性がある。それ以外は高気圧に覆われて晴れやすいが、台風の進路次第では週後半に荒れた天気となる可能性がある。
週初めの気温は平年並みか高めだが、週後半は北日本の上空に流れ込む寒気の影響で、北日本を中心に気温が低めに転じる。週のトータルでは北海道でやや低め。それ以外は平年並みの予想だ。
週半ば以降は、北日本への寒気の予想で、北海道では秋冬物の実需要が大きく拡大するきっかけとなりそうだ。おでん具材のほか、鍋つゆも売り込みを強めたい。
それ以外の地方も、残暑傾向は一段落する。ただ台風などの不確定要素が多い。この時期は気温が上ぶれしても下ぶれしても、販売数の上下があまり多くなく安定的な販売数を稼げる中華惣菜の展開が無難だ。
秋の運動会シーズンがスタートする。週末の天気予報を確認しながら、弁当関連食材の発注の強弱をつけたい。
<By 常盤勝美>