Oct3週/天気は周期的に変化、週半ばに寒気 Oct4週/また気温高めに転じる
●10月3週(10/14~10/20)の天候予測とMDポイント
天気は周期的に変化、週半ばに寒気
南西諸島では風回りが悪く、雲の出やすい天気の日が多い。それ以外の地方は晴れる日が多いが、低気圧の通過する18日(金)~19日(土)に天気が崩れて雨が降る。
気温は平年並みかやや高めの日が多いが、週半ばは北日本上空に強めの寒気が流れ込む影響で低めだ。北日本では都市部平野部でも朝晩の気温が0℃前後まで下がるところがある。
週半ばの、北日本を中心とした強い冷え込みは、鍋物需要、おでん需要の急拡大につながるレベルだ。欠品に注意が必要である。ただ、週末は寒気が抜けて、むしろ翌週に向けて気温がまた上向きになるので、鍋物食材の本格的な需要期がスタートしたとまではいかないかもしれない。
週末は揚げ物や中華などにもバリエーションを広げて展開したい。
●10月4週(10/21~10/27)の天候予測とMDポイント
また気温高めに転じる
天気は周期的に変化する。ただ、天気の崩れるタイミングが現時点では流動的だ。週半ばから週後半のどこかということだけは確かだ。
前週に比べて南からの暖かい空気が入りやすい状態のため、気温は全般に平年より高めとなる。この期間に寒気の南下は予想されておらず、むしろ南からの暖かい空気が入りやすい状況が予想されているため、季節外れの暖かさとなる可能性がある。
23日(水)頃に、日本の南を低気圧が通過するが、熱帯低気圧の可能性がある。
稚内や旭川など、北海道道北の平野部でも初雪を迎える頃だ。ただ少なくともこの週は雪が降るような寒気は予想されておらず、冬の便りは少し遅れ気味である。だが、北日本では雪のシーズン到来に向けた準備を粛々と進める時期でもある。
それ以外の地方は、東京地方、近畿地方で発表される木枯らし1号の状況を見ながら鍋物食材の本格的な需要期スタートを見極めるタイミングだが、今年はまだ先となりそうである。引き続き中華惣菜やパスタ類など、季節の端境期に強いメニューを意識した売り込みをしたい。
台風19号の被害による農作物の相場高騰にも警戒が必要だ。相場の影響を受けにくいきのこ類を中心としたメニュー提案も意識すべきだ。
<By 常盤勝美>