Oct5・Nov1週/29日(火)に天気崩れる Nov2週/季節外れの暖かさは解消方向だが
●10月5週/11月1週(10/28~11/3)の天候予測とMDポイント
29日(火)に天気崩れる
高気圧に覆われる日が多いが、29日(火)は日本付近を低気圧が通過する。低気圧通過直後は北日本で弱い冬型の気圧配置となる。
低気圧が通過する29日(火)は全国的に雨が降りやすい。その後北日本の日本海側ではしぐれの天気が1~2日程度続くが、それ以外は高気圧に覆われて晴れる日が多い。
気温は平年より高めの日が多く、とくに週後半は季節外れの暖かさのところもある。29日(火)は低気圧に向けて北東の風が吹く、東日本の太平洋側を中心に低く肌寒い陽気となる。
季節の進みが遅れている。関東以西の太平洋側では最高気温25℃以上の夏日がある予想だ。
鍋物料理を頻繁に食べるような陽気ではない。引き続きおでんや野菜スープなどヘルシー系のホットメニューを中心に揃えたい。最高気温が20℃を超える予想の場合は、刺身類や焼き肉用肉などの夏向きメニューを想定した売場づくりも有効だ。
少なくともこの期間に、木枯らし1号が吹く可能性は極めて低い。北海道での初雪もまだ先の見込みだ。
●11月2週(11/4~11/10)の天候予測とMDポイント
季節外れの暖かさは解消方向だが
東日本~西日本では週に1回のペース、北海道はもう少し頻度高く、低気圧が通過する。上空の寒気は、例年に比べればまだ規模が小さい。
東日本~西日本では引き続き週に1回程度のペースで天気が崩れる可能性が高い。5日(火)~6日(水)頃になるだろうか。
また北海道方面では徐々に冬型の気圧配置となる日が多くなり、ようやくこの時期までには北海道の広い範囲で初雪の可能性がある。平年と比べ2週間程度遅い初雪となる。
気温は平年より高めだ。ただ前週に比べると高温の水準は幾分おさまり、季節外れの暖かさという感じではない。とはいっても、まだ例年に比べれば冷え込みの弱い状態が続く。
高温傾向の関東以西の地方でも、さすがに朝晩の気温は10℃を下回るようになる。木枯らし1号が吹く可能性は微妙だが、ようやく鍋物需要の伸びが大きくなると考えられる。
一方、晴れて気温がやや高めの日が多く、空気の乾燥レベルは例年並みかそれ以上となる。空気の乾燥は、インフルエンザの流行に好適条件である。風邪対策グッズの展開は早めがおすすめだ。
北海道ではようやく広い範囲で初雪となりそうだ。翌週は冷え込みが強まる可能性があるため、この頃までには北海道~北陸方面まで、雪対策商品の売込みのメドを立てておきたい。
<By 常盤勝美>