Jan5週/太平洋側でぐずついた天気が続きやすい状況は週半ばで一旦解消 Feb1週/ちょっとだけこの時期らしい天候パターンに戻る
●1月5週(1/27~2/2)の天候予測とMDポイント
太平洋側でぐずついた天気が続きやすい状況は週半ばで一旦解消
27日(月)~29日(水)にかけて、日本付近をゆっくり低気圧が通過する。その後日本の東海上で低気圧がやや発達し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる。
週前半は東北以南の地方で雨風が強まり、荒れた天気となる。東日本の内陸部では28日(火)の午前中に雪の可能性があり、大雪に発展するおそれがある。
週後半は冬型の天気分布だが、相変わらず太平洋側では雲が出やすく、日本海側では雪の降り方は弱い。
気温は平年より高めで、引き続き朝晩の冷え込みは弱い。28日(火)の日中は、東日本で雪が予想されていて、気温は低めになる。
週前半は各地とも季節外れの荒れた天気になる。28日(火)の東日本内陸部で予想される大雪も併せて、物流が大きく混乱するおそれがあるので、余裕を持った配送計画を立てておきたい。
週後半はまた、全般にこの時期としては穏やかな陽気となる。花粉症の症状を訴える人が出始めるかもしれない。
来週の節分はとくに荒れた天気となるところはない予想だ。通常どおりの客足が期待できることを前提とした仕入れ量の調整をしておきたい。
●2月1週(2/3~2/9)の天候予測とMDポイント
ちょっとだけこの時期らしい天候パターンに戻る
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる日が多い。週半ばは日本付近を低気圧が通過する可能性があるが、現時点で予報は流動的だ。
冬型の気圧配置とはなるが弱いもので、北日本の日本海側での雪の量はそれほどでもない。太平洋側では晴れる日が多いが、全般に少し雲が出やすくなる。週半ばには天気が崩れる可能性がある。
気温は平年並みか高めが続くが上空に寒気が入るため、前週までに比べると高温の程度はおさまる。強い冷え込みとまではいかないが、多少この時期らしい寒さを感じるようになる。
一年の中で最も寒い時期を過ぎ、これからは季節の進みとともに気温が上昇していく時期に入る。しかし今年は冬らしい冷え込みをほとんど経験していないため、季節感がずれている可能性がある。いずれにしても、これからほとんど寒さは期待できないので、通常より早く春物に売場を切り替える準備を進めるほうが得策と考える。
前日との気温差などの関係で、寒さを強めに感じる日は鍋つゆなど冬物を積極的に売り込み、在庫を少し軽めにするよう意識しておきたい。
そろそろスギ花粉の飛散が本格的に始まる頃だ。
<By 常盤勝美>