Mar4週/気温上下の波が大きい Apr1週/菜種梅雨の様相か
●3月4週(3/23~3/29)の天候予測とMDポイント
28日(土)に低気圧通過、気温上下の波が大きい
週初めは冬型の天気分布。北陸以北の日本海側で雪が降る。その後は26日(木)頃にかけて全般に晴れ間の多い天気だが、週末は全国的に天気崩れる。
気温は寒気の影響もあり、低め。花冷えだ。週後半は一旦、日本の南の高気圧からの風が入り高めとなるが、週末はまた急速に平年並みに戻る方向。1週間の中での気温上下の波が非常に大きい。
このような気温傾向の時期は体調を崩しやすい。血圧が上昇しやすく、循環器系の発作も起こりやすいと言われている。こまめな水分補給や、健康訴求をおすすめしよう。
東京近郊の花見はこの週末が最後の可能性が高いが、あいにく全国的にぐずついた天気が予想される。花見需要として多めに仕入れたものは、平日から積極的に売り込んでいきたい。特に天気崩れる直前の26日(木)頃は気温が高く、穏やかな陽気のため、気象条件的には狙い目だ。
●4月1週(3/30~4/5)の天候予測とMDポイント
菜種梅雨の様相か
北海道では晴れまたは曇のまずまずの天気となる日が多いが、それ以外は前線や低気圧の影響を受けて、すっきりしない天気が続く。さながら菜種梅雨の様相。
上空の気温は平年並みか高めの予想だが、例年に比べて日差しが少なくなるため、実際の地上の気温は平年並み程度かもしれない。
曇りや雨の天気が続く可能性が高く、一般にお客さまの来店頻度が減る可能性がある。雨の降っていない日に2~3日分まとめ買いする行動パターンが増えると予想される。そんなときはセット販売やバンドル販売が効果的だ。またお弁当のおかずや夕飯のおかずにもなる冷凍食品も、売り込みを強化したいところ。
4月に入り、スギ花粉の飛散はそろそろおしまいの時期。ただ、ヒノキ花粉の時期が本格的に始まり、例年5月上旬頃まで続く。引き続き、免疫力を高める食材の訴求は有効と考えられる。
<By 常盤勝美>