May5週/梅雨入り直前の晴天継続期 Jun1週/梅雨入り秒読み
●5月5週(5/25~5/31)の天候予測とMDポイント
梅雨入り直前の晴天継続期
日本の南海上から南西諸島方面にかけては梅雨前線が停滞し、梅雨空が続く。それ以外の地方は晴れやすい天気の日が多い。日本付近は東西に連なる高気圧に覆われるが、北日本~東日本では26日(火)に弱い気圧の谷が通過する影響で変わりやすい天気となる。
また西から徐々に梅雨前線が北上する影響で、週末以降は九州南部でぐずついた天気の日が多くなる。梅雨入り発表の可能性が高い。
気温は南西諸島で平年並となる。それ以外は平年より高めの日が多い。オホーツク海高気圧が一旦姿を消し、やませが入らなくなったため、北海道~関東での低温も解消する。
ウェザーMDのポイントとしては南西諸島を除いて、洗濯日和の日が多そうだ。衣替えも兼ねた洗濯用品需要の高い時期である。洗濯用洗剤、柔軟剤などを売り込んでいきたい。
また週末は緊急事態宣言が全国で解除された最初の週末となる。晴天が予想されるため、UVケア用品やBBQ食材などの需要が伸びそうだ。
●6月1週(6/1~6/7)の天候予測とMDポイント
梅雨入り秒読み
南西諸島から九州南部では引き続き前線が停滞し、梅雨空が続く。南から湿った空気が入りやすい天気図パターンとなるため、大雨に注意が必要だ。
それ以外の地方も週半ば頃に日本付近を低気圧が通過するタイミングで、天気が崩れる。その後、梅雨前線の影響がどれだけ残るか、判断は微妙だ。
北陸以北は晴れ間が多く、関東もまずまずの天気と予想するが、西日本は雲の取れにくい天気となる可能性がある。
気温は平年より高めとなる。夏本番を思われるような暑い陽気となる日もある。
梅雨入り発表のタイミングが気になるところだが、週半ば頃の低気圧通過が一つのきっかけとなる。
条件は大きく2パターン。
①低気圧通過後もあまり梅雨前線が南下しないと予想される場合。
②低気圧通過後一旦梅雨前線が南下すると予想される場合でも、その低気圧による雨が大雨に発展する可能性が高い場合。
この2パターンのどちらかに該当すれば、梅雨入り発表となる可能性が高い。
いずれにしても梅雨入りが秒読みであることを見据えて、関連商品である除湿剤、除菌消臭剤などをより積極的に売り込みたい。
気温が高くなる場合、前週までのカラリとした暑さから、少し湿気を含んだ蒸し暑さに変わる可能性がある。その場合はのど越しのすっきりしたメニューや食材が好まれる。絹豆腐、めかぶ・もずく類、刺身こんにゃくなどの涼味や、乾麺などである。
<By 常盤勝美>