Jun3週/気温急降下 Jun4週/梅雨寒は徐々に解消
●6月3週(6/15~6/21)の天候予測とMDポイント
気温急降下
先週本州付近まで北上した梅雨前線は再び日本の南に南下する。18日(木)~19日(金)頃に日本付近を前線上の低気圧を通過した後は、オホーツク海高気圧が勢力を強める。
また、北海道は小さな低気圧が断続的に通過する。
南西諸島では夏空が続くが、週末以降梅雨前線の南下により雨雲がかかりやすくなるため、曇や雨の日が多くなる。戻り梅雨傾向だ。北海道では週末にかけて曇や雨のすっきりしない天気が続くが、その後はオホーツク海高気圧の勢力圏内に入り、晴れやすい天気となる。
梅雨前線が付近に停滞し続ける九州南部~奄美地方ではぐずついた天気の日が多く、大雨に注意が必要だ。それ以外の地方は低気圧が通過する18日(木)~19日(金)にかけて天気が崩れる。だがそれ以外の日は曇りや晴れのまずまずの天気となる。
気温は全般に週の初めに高めとなる。前週日本列島に流れ込んだ南からの暖かい空気の影響が残るためだ。ただ週末にかけて気温は下降傾向にある。とくに週末がオホーツク海高気圧からの冷涼な空気が入るため、全般に平年並か低めとなる。
今週最大のポイントは、週末に向けての気温低下だ。前週の北日本を含め真夏日を記録するような暑さになったのと比べると、今週末は涼しいくらいの陽気となりそうだ。
必然的に食卓でのメニューも変わる。
アルコールと枝豆、冷奴などのおつまみプラスαでは少し物足りなさを感じる。中華惣菜やパンなど季節の端境期に強いメニューの提案がおすすめだ。
乾麺は涼しい陽気となるのに加えて、緊急事態宣言解除にともなう学校給食・弁当の再開によって家庭での昼食需要が少し減ることも影響して、需要が伸び悩みとなるかもしれない。
●6月4週(6/22~6/28)の天候予測とMDポイント
梅雨寒は徐々に解消
梅雨前線は日本の南に停滞する。少なくとも週半ば頃までにかけては活動は弱そうだ。また、日本付近は北からの高気圧に覆われる。
南西諸島では週の前半にぐずついた天気が続くが、週後半頃からは再び夏空となる。それ以外は週半ばにかけて曇や晴れのまずまずの天気となる。だが、週後半以降は梅雨前線の影響を受けるようになる。
気温は初め全般に平年より低めだが、週後半以降はほぼ平年並みに戻る。梅雨寒傾向は解消する。
週の前半はまだ梅雨寒の影響で中華惣菜やパン類が好まれやすい状況が予想される。しかし週の後半はこの時期らしい蒸し蒸しした陽気が戻る予想だ。発汗によって新陳代謝を高め体温を下げるために、辛味のあるメニューが好まれる。
飲料ではのど越しのすっきりしたものが好まれるので、辛口のビール、発泡酒類、ジンジャーエールなどがこの時期のおススメだ。
<By 常盤勝美>