Jun4週/梅雨前線の蛇行が激しい Jun5・Jul1週/本格的な大雨シーズン突入
●6月4週(6/22~6/28)の天候予測とMDポイント
梅雨前線の蛇行が激しい
北海道方面は週半ば以降、断続的に低気圧が通過する。日本の南に梅雨前線が停滞するが、蛇行が激しいため影響を受ける時期が地域によってばらばらだ。
北海道は週前半は晴れるが、週後半以降は変わりやすい天気となる。南西諸島は梅雨前線の影響で、週後半にかけてぐずついた天気が続く。戻り梅雨の様相だ。週末以降はまた太平洋高気圧に覆われるようになる。
東日本は梅雨前線の蛇行の関係で、今週はずっと曇や雨のぐずついた天気が続くが、大雨リスクは比較的小さい。近畿~九州北部にかけての地方は、週前半に梅雨前線が大きく南下する影響で梅雨の中休みとなる。だが、週後半にはまた梅雨空が戻る。九州南部~奄美地方は梅雨空が続く。
気温は東日本~北日本の太平洋側で週の初めに低めとなるが、それ以外は平年並か高めだ。週後半は日本列島に南風が入るため、関東以西の地方中心に気温が高めとなる。
今週はまだ一部の地方を除いて大雨集中豪雨のリスクが比較的低い。だが来週に入ると西日本の日本海側の地方を中心として大雨リスクが高まる。
週末に向けて防災グッズ展開を改めて強化したい。大雨リスクが高い地方に所在する店舗では、被災や物流の混乱を想定した危機管理体制の確認も徹底しておきたい。
今後は梅雨寒の頻度が徐々に減っていくため、中華惣菜やパン類は在庫量に注意したい。
●6月5週/7月1週(6/29~7/5)の天候予測とMDポイント
本格的な大雨シーズン突入
梅雨前線が本州付近に停滞する。南西諸島は太平洋高気圧に覆われる日が多く、北海道も緩やかに高気圧に覆われる日が多い。
北海道と沖縄地方では高気圧に覆われて晴れる日が多い。それ以外の地方は全般に梅雨空が続く。梅雨前線の活動はやや活発である。
梅雨前線の位置の関係でこの期間は九州北部、山陰、北陸など主に日本海側では大雨に注意が必要だ。
気温は全般に平年並か高い。ただ日差しが少ない分、記録的な高温は考えにくい。
大雨が予想される場合は、早めの備えが必要となる。場合によっては、数日前から会員向け通知やメール、店内アナウンスなどでまとめ買いなどをアピールしたい。
一方で7月に入ると、晴れた日と雨が降った日の天候の差が激しくなる。晴れて気温が35℃近くまで上がる日の割合も徐々に増えていく。状況によっては暑さ対策、スタミナ補給系の食材やメニューのアピールも行っておきたい。香辛料系や焼き肉などがその代表格だ。
<By 常盤勝美>