Jun5・Jul1週/全国的にぐずついた天気の日が多い Jul2週/梅雨空続く
●6月5週/7月1週(6/29~7/5)の天候予測とMDポイント
全国的にぐずついた天気の日が多い
引き続き梅雨前線が日本海側沿岸部付近に停滞する。
北海道方面は週後半以降は高気圧に覆われ、晴れ間の見られる時間が多くなる。また沖縄地方も週の半ば以降はまた太平洋高気圧の勢力圏内に入り、夏空が戻る。東北~九州にかけて、基本的には曇や雨のぐずついた天気が続く。
細かくみると、前線上を低気圧が通過する1日(水)頃は全般に雨量が多くなりそう。東北方面では週後半、梅雨前線から少しだけ離れるので天気の崩れは小さくなる。また2日(木)は一時的に晴れ間の見られるところもある。
気温は最低気温が全般に平年より高め。掛布団をかけて寝ると少し寝苦しさを感じるかも。一方、最高気温はおおむね平年並みか、日差しが少ない分西日本では平年よりやや低め。トータルで考えると全般に平年よりやや高め。
先週から日本列島のさまざまなところで大雨に見舞われており、本格的な梅雨末期の集中豪雨頻発の時期に入ったとみられる。
お客さまの防災意識が非常に高まっていると想定されるため、飲料水、保存食、停電対策関連、家屋修繕関連などの防災グッズの売り込みを強化したい。
全般に湿度が高く、ジメジメしているため、サラリとした触感の素材やのど越しスッキリの食材が好まれる。
●7月2週(7/6~7/12)の天候予測とMDポイント
梅雨空続く
前週と比べ、天気図パターンに大きな変化はなく、引き続き、梅雨前線が本州付近に停滞する。南西諸島は太平洋高気圧に覆われて晴れ間が多く、奄美地方でも週初め頃までには梅雨明け発表の見通し。
九州から東北は曇や雨のぐずついた天気の日が多く、現時点ではまだ、これらの地方での梅雨明けの可能性を示唆する兆しは見られない。
北海道は天気が周期的に変化する。
気温も前週同様。最低気温が平年より高く、最高気温は平年並か西日本でやや低め。トータルでは平年よりやや高め。南西諸島では晴れる日が多いため、平年より高め。
まだこの期間、九州~東北での梅雨明けが発表される可能性は低いが、週後半以降、週間予報にてその兆しが掴める場合がある。
毎日11時に発表される週間予報はこまめにチェックし、雨を示す傘マークが消え、「晴時々曇」あるいは「曇時々晴」の予報が続くようになったら、梅雨明けが発表される可能性があることのサインなので、夏に向けた売り込みの準備をしたい。
例年であれば、梅雨明け発表の声を聞いただけで夏物の消費が拡大するとの研究報告もあるが、今年はコロナ禍やそれによる生活スタイルの変化がどのように消費に影響を与えるか注視が必要。
ただ、いずれにしても梅雨入り直後の高温は1年の中でも最も熱中症患者が多くなるタイミングなので、暑さ対策商品やUVケア用品の準備も怠りなくしたい。
<By 常盤勝美>