Aug1週/東北南部以南は夏空、東北北部以北はぐずつく Aug2週/北海道では天気周期に変化、それ以外は夏空の日が多い
●8月1週(8/3~8/9)の天候予測とMDポイント
東北南部以南は夏空、東北北部以北はぐずつく
梅雨前線は一気に北海道方面まで北上して停滞する。とくに週末は台風4号から変わった低気圧が北海道方面を通過する可能性がある。東北南部以南は太平洋高気圧に覆われる。
南西諸島西部は3日(月)、台風4号の直撃を受けて荒れた天気になる。それ以外の東北南部より南の地方では太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多いが、7日(金)~8日(土)には台風4号崩れの低気圧の影響で北陸や東北南部で変わりやすい天気となる。
東北北部から北海道では梅雨前線や低気圧の影響で雨の降る日が多く、とくに7日(金)~8日(土)は北海道中心に大雨のおそれがある。注意が必要だ。
気温は全般に平年並みかやや高めとなる。ただ平年を3℃以上上回るほどの猛烈な暑さにはなりにくい。
梅雨明け直後はまだ身体が夏本番の暑さの継続に慣れていないため、熱中症になりやすい。今週は暑さ対策および熱中症対策として、スポーツ飲料や塩分チャージ系アイテム、スタミナ系メニューを中心とした売場展開にしたい。
北海道では週末に大雨の懸念があるため、念のため防災対応の確認をしておきたい。
7日(金)は二十四節気の立秋。暦の上では早くも秋だが、今年は夏本番の暑さが始まったばかりで、まだ秋の気配を感じる段階ではなさそうだ。
●8月2週(8/10~8/16)の天候予測とMDポイント
北海道では天気周期に変化、それ以外は夏空の日が多い
日本列島は基本的に太平洋高気圧に覆われる。オホーツク海高気圧も消滅する見込みで、梅雨前線は北海道のすぐ北の付近で活動を弱める。
北海道で時折低気圧や前線の影響を受けるため天気は周期的に変化するが、それ以外の地方は夏空となる日が多い。現時点で台風接近の予兆はないが、これからの時期、いつ発生し日本列島に影響を及ぼすかわからないので、台風情報には常にアンテナを張っておくべきだ。
立秋は過ぎたが、まだまだ暑さ(残暑)が続く予想である。昨年(2019年)はこの時期に、猛暑日が続いたが、昨年に比べるとやや低めとなる可能性が高い。
例年であれば秋物の展開を始めるタイミングの模索を始める頃だが今年はまだ多くの地方で夏本番の暑さが始まってまだ2週間程度しか経っていない感覚である。消費者が秋物に関心が向くのはまだ先か。
引き続きビタミンB1を含む食材を中心としたスタミナ補給物や、うなぎ、焼肉など真夏メニューや、カリウムを含んで利尿作用のあるウリ科の野菜を中心とした夏野菜などの訴求が有効と思われる。
<By 常盤勝美>